熊本地震の影響で落ち込んだ旅行需要を回復させようという「九州ふっこう応援割」。国が旅行代金の一部を補助するものです。24日、福岡県でもスタートしましたが、案内や手続きをめぐって混乱が生じていました。

■河津憲二朗フィールドキャスター
「こちら、宗像市内のホテルです。さきほどから電話が鳴りやみません。」
■ホテルのスタッフ
「ふっこう割の申請を行う形になります。」
福岡県内のホテルでは、「九州ふっこう応援割」の予約販売が始まる正午を前に、問い合わせの電話が殺到していました。

ことし7月に起きた熊本地震で影響を受けた観光業を支援する「九州ふっこう応援割」。九州全域で宿泊料金などが割り引かれるものです。
割引率は、キャンセルによる観光への影響が大きい熊本・鹿児島で最大60パーセント、福岡・佐賀など5県では最大50パーセントとなります。
福岡で予約が始まった24日正午すぎ。
■牛島ひかりアナウンサー
「福岡県の、ふっこう応援割のサイトを見てみますと、キャンペーンの対象となっている宿泊施設の一覧が見られるようになっています。」
「九州ふっこう応援割」を直接、電話で申し込める県内の宿泊施設が公開されていました。
その中には、取材した宗像市のホテルもあったのですが。

■ホテルのスタッフ
「まだ、ホテルの予約受付に関して詳細が決まっていなくて、こちらもまだ準備ができていないんです。」
■別のスタッフ
「福岡県が本日正午ごろからの申請受付の開始ということで、まだ正式に申請手続きが開始になっていない状況なんです。」
この時点で問い合わせが300件も寄せられていましたが、「九州ふっこう応援割」を適用した宿泊予約ができず、混乱していました。
■メルキュール福岡宗像リゾート&スパ・池田佳里さん
「きょうの時点で公開されていますが、申請する手続きが(福岡県の)事務局が準備段階ということで整っておらず、受けられない状況です。状況が整い次第、しっかり案内して、福岡を中心に楽しんでいただけるように準備を待っている状況です。」
割引を適用するためには、ホテル側が県の事務局に申請し、事務局から受理完了の連絡を受けなければなりませんが、その連絡がまだ来ていないというのです。

ほかのホテルでも。
■牛島アナウンサー
「福岡のホテルでは『受付が間に合っていない状況』と、予約が始まっていないようです。」
ホームページで確認したところ、福岡市内の少なくとも6つのホテルが、同様の理由で予約を開始できずにいることが分かりました。
福岡県の担当者は「きのうまでに受理完了の連絡は済んでいるが、状況を確認次第、対応する」としています。
観光需要の回復に期待がかかる「九州ふっこう応援割」。今後のスムーズな運用が求められます。
※FBS福岡放送めんたいワイド2026年9月24日午後4時ごろ放送
