
激しく火花をあげる手筒花火=高山市中心部で
高山市中心部を流れる宮川で9日夜、恒例の手筒花火の打ち上げがあり、市民らの有志でつくる「飛騨高山手筒組」の37人が170発を披露した。多くの観光客らが川沿いに集まり、激しく火花を放つ夏の風物詩を楽しんだ。
「8月9日」に厄を払おうと、飛騨高山サマーフェスティバル推進協議会が1984(昭和59)年から催している。昨年は観客席に火花が飛んで2人がやけどを負ったほか、手筒花火の暴発で組員1人が右脚を負傷。今年は打ち上げ位置や火薬の種類を再考するなど安全対策を採った。
組員らは弥生橋下流に設けられた足場に立ち、勢いよく吹き上がる火の粉を浴びながら力強く手筒を構えた。市制90周年を記念して「90」の文字が浮かび上がる花火、水面を金魚が泳ぐように見える仕掛け花火もあり観客を盛り上げた。
東京都から訪れた金丸龍一さん(31)は、午前6時から場所取りをして撮影。「音の迫力がすごかった。勢いのある良い写真が撮れた」と満足げだった。(村瀬美空)
