
広告

スノーボードとフリースキーのハーフパイプに特化したプロリーグ「The Snow League」が、2026年9月18日〜19日にニュージーランドのCardrona Alpine Resort(カードローナ・アルパイン・リゾート)で、The Snow League World Challengeを開催する。
The Snow LeagueにとってSeason Twoの幕開けとなる大会であり、世界各地域を代表する16名のトップライダーが4チームに分かれて競う、これまでとは異なるチーム対抗形式の国際大会となる。
今回の大会には、ニュージーランドをはじめ、北米、ヨーロッパ、アジア・パシフィックから、オリンピアンやワールドカップ出場経験を持つ選手、そして次世代を担う若手ライダーが集結する。
日本からは、女子スノーボードの清水さら(Sara Shimizu)、男子スノーボードの山田流星(Ryusei Yamada)がTeam Challengersのメンバーとして出場する。

4チーム・16選手による新しいチーム対抗戦
The Snow League World Challengeには、以下の4チームが参加する。
Team North America
女子スノーボード
Brooke D’Hondt(CAN)
男子スノーボード
Jake Pates(USA)
女子フリースキー
Amy Fraser(CAN)
男子フリースキー
Hunter Hess(USA)
Team Europe
女子スノーボード
Queralt Castellet(ESP)
男子スノーボード
Jonas Hasler(SUI)
女子フリースキー
Kelly Sildaru(EST)
男子フリースキー
Jon Sallinen(FIN)
Team Asia-Pacific
女子スノーボード
Gaon Choi(KOR)
男子スノーボード
Cam Melville Ives(NZL)
女子フリースキー
Indra Brown(AUS)
男子フリースキー
Luke Harrold(NZL)
Team Challengers
女子スノーボード
Sara Shimizu(JPN)
男子スノーボード
Ryusei Yamada(JPN)
女子フリースキー
Mischa Thomas(NZL)
男子フリースキー
Fin Melville Ives(NZL)
4チームにはそれぞれ、男子・女子のスノーボード選手とフリースキー選手が1名ずつ所属する。
これまでのThe Snow Leagueは個人のシーズンランキングを軸に競われてきたが、今回のWorld Challengeでは、チームとして獲得したポイントによって優勝チームを決定する。
北米、ヨーロッパ、アジア・パシフィック、そして次世代のライダーを集めたChallengersという4つの地域・カテゴリーによる対抗戦は、通常の個人戦とは異なる駆け引きも見どころとなりそうだ。
720度のスピン制限から、決勝ではフルプログレッションへ
競技はスピード感のあるヘッド・トゥ・ヘッド形式で行われる。
特に今回のWorld Challengeでは、通常のハーフパイプ競技とは異なるルールが採用される。
セミファイナルでは720度までのスピン制限が設定され、その後の決勝では制限が解除され、選手たちはフルプログレッションの技に挑戦できる。
つまり、序盤では限られた条件の中での戦略や完成度が求められ、決勝ではより大きな回転や難度の高いトリックを含めた最大限のパフォーマンスが可能になる。
各競技で獲得したポイントをチームに積み上げ、最終的に初代Snow League World Challengeチャンピオンを決定する。
9月18日・19日はCardronaでイベントが開催
大会は9月18日(金)からスタートする。
9月18日(金)
Open Athlete Halfpipe Practice
9:00〜12:00
Cardrona Alpine Resort
世界トップクラスの選手たちによる公開ハーフパイプ練習が行われる。
続いて、
Mini-Pipe Challenge
13:00〜15:30
Cardrona Alpine Resort
このイベントにはShaun Whiteをはじめ、The Snow Leagueの選手、そしてニュージーランドの若いスキーヤー・スノーボーダーが参加する予定だ。
9月19日(土)
The Snow League World Challenge
9:30〜13:30
Cardrona Alpine Resort
そして大会終了後には、
Awards Ceremony & Après Set
14:00〜16:00
Base Area Plaza
が予定されている。
世界トップレベルのハーフパイプ競技だけでなく、ファンが選手たちを間近で見ることができるイベントも週末を通して用意される。
9月17日にはTreble Coneで「Teamwork Challenge」
World Challengeの本戦に先立ち、9月17日(木)にはWānakaのTreble Coneで、Teamwork Challenge presented by Aresが開催される。
これは通常のスノーボード・フリースキー競技とは少し違った、チームによるコンテンツ制作型のチャレンジである。
各チームが山の上で自分たちのベストシーンをセルフ撮影し、その映像を制作。ニュージーランドを代表するウィンターアスリートたちのサポートを受けながら、その日の夜にRippon Vineyardで行われる特別なドローセレモニーで映像を披露する。
その後、選手自身が投票して勝利チームを決定。
この結果は単なる「名誉」にとどまらず、土曜日のWorld Challengeにおける対戦ブラケットを決めるとともに、戦略上のアドバンテージを獲得することにつながる。
競技だけでなく、チームワークやクリエイティビティまで含めて楽しめるのが今回のWorld Challengeの特徴である。
本戦の舞台は22フィートの巨大ハーフパイプ
World Challengeのメイン会場となるのは、Cardrona Alpine Resortに設置された22フィートのハーフパイプ。
世界トップクラスの選手が集まるThe Snow Leagueにふさわしい、ビッグな舞台である。
本戦終了後には山の上で表彰式とライブエンターテインメントも予定されており、単なる競技大会ではなく、ファンも含めてスノーボードとフリースキーを楽しむ週末イベントとして展開される。
The Snow LeagueのCEOであるOmer Atesmenは、今回ニュージーランドでWorld Challengeを開催できることを歓迎し、ニュージーランドが持つスノースポーツとの深いつながり、熱心なウィンタースポーツコミュニティ、そして世界トップレベルのアスリートを生み出してきた歴史を開催地としての魅力に挙げている。
また、この大会はニュージーランド政府の支援を受けて開催される。
ニュージーランドの観光・ホスピタリティ担当大臣Louise Upstonも、Cardronaが世界レベルの競技にふさわしい舞台であり、大会を通じてニュージーランドの美しいアルパイン環境やスポーツの素晴らしさを世界に発信できることに期待を寄せている。
日本から清水さら、山田流星が出場
今回、日本のスノーボードファンにとって特に注目したいのが、清水さらと山田流星の2名の出場である。
2人はともにTeam Challengersに選出されている。
Team Challengersは、北米、ヨーロッパ、アジア・パシフィックという既存の地域チームとは異なり、複数地域から次世代を担う選手たちを集めたチームだ。
日本から男女1名ずつが選ばれていることからも、The Snow Leagueが日本を含むアジアの若いライダーたちに注目していることがうかがえる。
世界のトップライダーが一堂に会する新しいチームフォーマットの中で、日本勢がどのような滑りを見せるのか注目したい。
The Snow League World ChallengeはYouTubeでライブ配信
ニュージーランドで開催されるWorld Challengeは、The Snow LeagueのYouTubeチャンネルでライブ配信される予定。
ニュージーランド時間では9月19日(土)9:30からスタートする。
アメリカ東部時間では9月18日(金)17:30からとなるため、日本から見る場合は9月19日(土)の午後1時30分からとなる。
さらに、12月27日(日)14:00 ETにはNBCで1時間のアンコール放送も予定されている。
現地まで行くことができないファンにとっても、世界トップクラスのハーフパイプ競技をリアルタイムで楽しめる機会となる。

World ChallengeからSeason Twoの本戦へ
今回のニュージーランド大会は、The Snow League Season Twoのプレシーズン大会という位置づけになる。
World Challenge終了後、2027年1月からいよいよSeason Twoのレギュラーシーズンがスタートする。
Aspen|2027年1月7日〜9日
シーズン開幕戦の舞台は、アメリカ・コロラド州のAspen SnowmassにあるButtermilk。
The Snow Leagueにとって3年連続の開催地となる象徴的な会場である。
Park City|2027年1月21日〜23日
第2戦はPark City Mountain。
今回から新たにThe Snow Leagueの開催地に加わる。
Park City Mountainはアメリカ最大級のスキーリゾートであり、2034年冬季オリンピックの開催地でもある。
大会に向けて22フィートのハーフパイプが新たに整備される予定で、従来の18フィートから規模が拡大する。
Park City Mountainに22フィートのハーフパイプが設置されるのは、2019年のFIS世界選手権以来となる。
LAAX|2027年3月11日〜13日
そしてSeason Twoの最終戦は、スノーボードの聖地のひとつとして知られるスイス・LAAX。
ここで2027年のThe Snow League World Championsが決定する。
Aspen、Park City、LAAXという世界的なハーフパイプの舞台を巡るSeason Twoとなる。
Shaun Whiteが立ち上げた新しいハーフパイプリーグ
The Snow Leagueは、3度のオリンピック金メダルを獲得したShaun White(ショーン・ホワイト)によって設立された、スノーボードとフリースキーのハーフパイプに特化したプロフェッショナルリーグである。
Season OneではAspen、中国、LAAXで4大会を開催し、総額220万ドルの賞金をかけて競われた。
2026年には初代Snow League World Championsとして、
スノーボード女子:冨田せな
スノーボード男子:戸塚優斗
フリースキー女子:谷愛凌(Eileen Gu)
フリースキー男子:Luke Harrold
が初代チャンピオンに輝いた。
The Snow Leagueは、従来のハーフパイプ競技とは異なるヘッド・トゥ・ヘッド形式やシーズンを通したランキング、選手を中心とした大会運営、そして技の進化やパフォーマンスを重視した競技フォーマットによって、新しいハーフパイプ競技の形を作ろうとしている。
Season Twoではさらに世界規模での展開を拡大し、年間を通じた競技サーキットと、次世代のスノーボーダーやフリースキーヤーがトップレベルへ進んでいくための新しい道筋を作ることを目指している。
今回のCardronaでのWorld Challengeは、そのSeason Twoのスタートを飾る重要な大会となる。
日本から清水さら、山田流星が参加することも含め、9月のニュージーランド大会は日本のスノーボードファンにとっても見逃せないイベントになりそうだ。
広告
