毎年行列ができるほど人気の和菓子イベント『山滴る、甘党市2026(以下、甘党市)』が6月7日に、「立誠ガーデン ヒューリック京都 」(京都市中京区)で開催。老舗から話題の和菓子作家までが集い、この日だけの“限定和菓子”も登場する。
「和菓子の技術や美意識を大切にしながらも『自分たち自身が食べてみたい』『ちょっとワクワクする』という感覚を大事にしたお菓子」がそろう、今年で5回目の『甘党市』。
伝統的な製法で作られる上生菓子をはじめ、若い感性を活かしたポップで愛らしい干菓子、洋菓子素材と組み合わせた斬新なお菓子など、これまでのイメージを覆す和菓子が勢揃い。京都だけでなく、沖縄・石川・香川などからの出店もあり、そのレア感からついつい買いすぎてしまう客が続出する。
主宰する「梅園」の西川葵さんは、「老舗ならではの素材や技術へのこだわりを持ちながら、洋素材やスパイス、他ジャンルの文化を柔軟に取り入れたり、見た目や食べ方に遊び心があるものなど、従来の“和菓子らしさ”にとらわれすぎない表現も多く見られます」と述べ、その幅広さがこのイベントならではの面白さだと話す。
「千本玉壽軒」によるイベント限定菓子は、干菓子と上生菓子がセットになった「紫陽花アソート」(提供)
毎年出店するおなじみの店に加えて、昭和13年に創業し、銘菓「西陣風味」でも有名な「千本玉壽軒」、生八つ橋をいろんなフレーバーでかわいらしく仕立てた「nikiniki」、織田信長の時代に生まれたという松風を独自の製法でつくる「三木都」も初登場。自分でお菓子づくりをたのしめるワークショップ、茶葉や食器などお菓子まわりのお店を含めて27店が参加する。
「nikiniki」によるイベント限定菓子は、蜂蜜ジンジャーのあんを使った「abeille(アベイユ)」(提供)
「三木都」によるイベント限定菓子は「奇(くすし)」。白砂糖が薬品や儀式に使われていた室町時代に思いを馳せて、白砂糖ともち米(寒梅粉)を木形で固めたもの(提供)
お客側にとって”新しい和菓子”と出合えると同時に、参加店も「他店のお菓子を見るのが刺激になる」「お客様との距離が近い」「学生さんとの交流が採用にまで繋がった」「普段できない挑戦ができる」と、年1回のお祭り的な感覚で楽しむイベントへと成長。
今回は初めての試みとして、各店舗で『甘党市』限定和菓子が登場。「あんこしゅうまい」(4個入り800円)、「あんぱん」、「甘酒みるくあんみつ」や人気商品を詰め合わせた特別なセットなどが並ぶ。
イートインスペースでは、「すすむ屋茶園」や「たつみ茶園」のお茶(有料)とともに会場で購入したお菓子を楽しめるほか、かき氷900円〜1200円の提供も。6月7日に11時〜16時、入場料500円(小学生以下無料)、会場は「立誠ガーデンヒューリック京都」。阪急・京都河原町駅から徒歩約4分、京阪・祇園四条駅から徒歩約6分。
「京らく製あん所」のイベント限定お菓子は、昔ながらの銅釜直火でつくられたあんを、近江八幡の名店「壱製パン所」のパンでつつんだあんぱん(提供)
和菓子:おやつ aoi、京菓子司 金谷正廣、京菓匠 鶴屋𠮷信、御菓子司 聚洸、亀屋良長、nikiniki、ぎおんおはぎ 小多福、菓子屋 のな、菓子屋 糸、やなぎのにわ 京菓子店、好和(このわ)、京らく製あん所、千本玉壽軒、梅園 oyatsu、あめんぼ堂、羊羊 YOYO AN FACTORY、兎亀屋、然花抄院、三木都、甘味こしらえ しおや
物販:今宵堂、辻徳 お茶:すすむ屋茶園、たつみ茶園
ワークショップ(要予約):豆花、和菓子サロン一祥