第55回京都ラグビー祭   京都工学院36―12京都成章 ( 2026年5月31日    たけびしスタジアム京都 )

涙を流しながら取材に応じる京都工学院の大島監督
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 京都府高校総体リーグ戦が行われ、京都工学院(旧伏見工)が36―12で昨年度花園準優勝の京都成章を下した。

 先制トライを許しながらも、前半27分にFWの連続攻撃から最後はNo・8納塚朔磨(3年)がトライ。前半終了間際にCTB石橋透和(2年)が逆転のトライを挙げ、後半にも3トライやPGでリードを広げた。

 29日にラグビーの元日本代表FWで人気ドラマ「スクール☆ウォーズ」の主人公のモデルとなった京都工学院ラグビー部総監督の山口良治さんが脳梗塞のため京都市の病院で死去した。同校を率いて就任6年目の1980年度に全国高校選手権初優勝。泣き虫先生と慕われた真の教育者が多くの教え子に惜しまれつつ天国へ旅立った。

 この日の試合では、京都工学院だけでなく、ライバルの京都成章も含めた両チームの全選手が左腕に喪章をつけてプレーした。試合後、京都工学院を率い同校OBでもある大島淳史監督(43)は、涙を流しながら報道陣の取材に応じた。

 「生徒たちに“山口先生がつくり上げてきた伏見工業の時と同じように、あの強い赤黒ジャージーに復活させよう”“このラグビー祭でそういう姿を見せて山口先生に届けよう”という話をグラウンドに出る前にしました」

 大島監督が恩師でもある山口さんと最後に会ったのは約1週間前。この京都ラグビー祭のチケットと予定を届けにいき「終わったらスタッフみんなで食事に行こう」と言葉を掛けられた。その中で思わぬ訃報に接し、絶句した。

 「信じられない思い。(3年前に)自分の親父を亡くしたときと同じ悲しみがこみ上げてきました」

 2日後に迎えた今回の試合。ライバルとの勝負を制し、亡き恩師へと白星を届けた。だが、ここはまだ通関点だ。

 「次は、山口先生に花園で日本一になる姿を見せられるように、また生徒と一緒に頑張ってやっていきたい」

 真の復活に向けて、ひたむきに努力を重ねていく。

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