イラストレーターのYuzukoさんんが、神奈川で出合ったすてきな缶を紹介します。

翌日の支度をする息子を見ていて、ふと小学生時代の思い出がよみがえってきました。高学年の頃に、初めて自分で筆箱を選んだときのことです。サンリオショップで買った缶ペンケースで、箱型よりも少しスリムなサイズ。なんだか大人っぽいものを持っている気分になってウキウキしたものです。
今回ご紹介する缶は、そんな缶ペンケースタイプ。ビーカープリンで有名な「マーロウ」(横須賀市)のビスコッティが入った商品です。卵の黄身を思わせる、おいしそうな黄色いふたには、お店のロゴと私立探偵フィリップ・マーロウの姿だけという潔いデザイン。ちょっぴり洋画のポスターのような雰囲気です。

イラストレーターのYuzukoさん
マーロウといえばまず名前があがるのがプリンですが、焼き菓子も名品ぞろい。ビスコッティは生地に混ぜ込んだクルミやナッツのざくざくとした食感が楽しく、ほんのり香るオレンジの風味がよいアクセントになっていて後を引く味。常温保存の商品なので、長時間持ち歩く際の手土産にもおすすめです。
さて、この缶の魅力はちょうつがいのついた缶ペンケースの形をしていることと、絶妙なサイズ感。筆記用具を入れるのはもちろんのこと、身の回りのこまごましたものをしまうにもぴったり。私は消しゴムはんことスタンプインクを一緒に入れて、引き出しの中に入れています。パカっと開けて、さっと使える。大人になった今も、缶ペンケースが大好きです。
レストランマーロウ 秋谷本店:横須賀市秋谷3の6の27。缶入りビスコッティは1458円。そごう横浜店以外の各店で購入可。
Yuzuko :1981年東京生まれ。2003年明治学院大卒。著書に「暮らし便利ノートの作りかた」(KADOKAWA)、「食べておいしい、使ってたのしい かわいい缶の本」(玄光社)など多数。葉山町在住。
