
一番人気の「ほっこり定食」。小鉢は(左上から時計回りに)モズク酢、カボチャ煮、千切りイリチー、黒ごまプリン、ジーマーミ豆腐、インゲンの肉巻き、バサの天ぷら、茶碗蒸しの8品が並ぶ。小鉢のメニューは定期的に変わる
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公開日:2026年5月22日 6:52更新日:2026年5月22日 7:01
[胃心地いいね](880)沖縄市松本4の19の3
沖縄市松本の「ほっこり食堂」は、優しい味付けの沖縄家庭料理と彩り豊かな小鉢料理が人気の食堂だ。保育園で約30年調理師として働いた與古田枝梨子さん(72)と、娘でオーナーの中能(なかよし)真梨さん(44)が切り盛りする。店名には「食事を通して、ほっこりした気持ちになってほしい」との願いを込める。

一番人気の「ほっこり定食」。小鉢は(左上から時計回りに)モズク酢、カボチャ煮、千切りイリチー、黒ごまプリン、ジーマーミ豆腐、インゲンの肉巻き、バサの天ぷら、茶碗蒸しの8品が並ぶ。小鉢のメニューは定期的に変わる

笑顔で店前に立つ中能真梨さん(左)と與古田枝梨子さん=8日、沖縄市松本・ほっこり食堂
開店のきっかけは、與古田さんの退職と、以前から飲食店を開きたいと考えていた中能さん夫妻の思いが重なったことだった。鹿児島出身の夫正浩さん(42)の後押しもあり、2024年6月に念願の店をオープンした。中能さんは「母の手料理、特にジューシーが大好き。母の味が一番おいしくて、たくさんの人に食べてほしかった」とほほ笑む。
一番人気は、三枚肉そばとジューシーに小鉢8品が付く「ほっこり定食」(1500円)。モズク酢や千切りイリチー、カボチャの煮物などを少しずつ味わえる。小鉢は、ジーマーミ豆腐や黒ごまプリンを含めて全て手作り。「女性が入りやすい食堂にしたい」との思いから、さまざまな料理を楽しめる小鉢スタイルにした。
沖縄そばは、手削りかつお節と4時間煮込んだ豚だしを合わせた優しい味わいで、スープに合う平打ち麺を使う。
「健康で優しい味の料理」にこだわり、塩分を控えめに仕上げる。與古田さんは「自分の料理をおいしいと言ってもらえることがうれしい。食べて健康になってもらえたら」と目を細めた。
料理を引き立てるやちむんの器にもこだわる。平日は昼休憩に利用しやすいようにとコーヒーを無料で提供し、弁当の販売も行っている。中能さんは「お店を長く続けて、母の味をもっとたくさんの人に広めていきたい」と意気込んだ。(中部報道部・垣花きらら)=金曜日掲載

ほっこり食堂
【お店データ】昼は午前11時~午後3時。金・土曜は午後6時~8時半も営業する。月・火曜定休。5台駐車可。電話050(1449)1797
