京都・夏の風物詩である鴨川の「納涼床(ゆか)」。同エリアに店を構える店「焼肉ホルモン 萬正(まんせい)」(京都市中京区)では、涼しい川床で焼肉が楽しめる。

川床とは料理店が川沿いや川の上に座席を出し、涼みながら食事を楽しむ店外席のこと。鴨川沿いは「かわゆか(納涼床)」、貴船や高雄は「かわどこ」と言われている。一般的に「料金が高い」「懐石料理」「観光客向け」というイメージも強く、地元民でも「行ったことがない」という人も多い「納涼床」。インバウンド向けの店舗も年々増加傾向にある。

鴨川沿いに並ぶ納涼床の景色(Lmaga.jp撮影)鴨川沿いに並ぶ納涼床の景色(Lmaga.jp撮影)

そんななか同店では、通常1000円程度かかる席料が無料、開放感ある空間で焼肉を堪能することができる。

■ 気温も場所も穴場な「納涼床」

2022年にオープンした「焼肉ホルモン 萬正」は京阪電車「三条駅」から徒歩5分ほど、路地裏に佇む焼肉店だ。店のテーマは「昔懐かしの大衆焼肉」で、店内には昭和を感じるポスターなどもずらり。

「焼肉ホルモン 萬正」の2階席座敷に(Lmaga.jp撮影)「焼肉ホルモン 萬正」の2階席は座敷に(Lmaga.jp撮影)

また観光客の多いエリアにも関わらず、隠れ家的な立地にあるため外国人客が少なく、地元の会社員をはじめ、40〜50代以上のお客が多いという。

「川床」は、夏を過ぎて気候的にも涼しくなってきた9~10月頃の利用が1番多いと言われているが、実は狙い目は5月や6月。さらに5月は晴れの日も多く、「薫風」と呼ばれる爽やかな風を感じることができ、日中だけでなく夜も快適に過ごすことができる「穴場シーズン」なのだ。

三条大橋や目の前に広がる鴨川を特等席で眺めながら、焼肉が楽しめるのも川床ではかなり貴重だ。

「焼肉ホルモン 萬正」の納涼床(Lmaga.jp撮影)「焼肉ホルモン 萬正」の納涼床(Lmaga.jp撮影)

■ 3種の納涼床限定コースが登場

同店のメニューの特徴は、3種類の味噌をベースに独自ブレンドした特製味噌ダレに漬け込む旨みを感じる肉。さらに、ここでは京風ダシと鬼おろしを合わせた京都スタイルの「洗いだれ」を使って、脂を落としながらさっぱりとお肉をいただくことができる。

「焼肉ホルモン 萬正」の6000円コース(Lmaga.jp撮影)「焼肉ホルモン 萬正」の6000円コース、写真は2名分(Lmaga.jp撮影)

川床でいただけるのは3種の限定コース。サラダやナムルをはじめ、国産の牛タンや和牛ロース、ハラミ、タレ&塩ホルモンなど全10種の料理(写真は6000円のコース)が付いており、シメには「黒ゴマ冷やし坦々麺」や「シャーベット」も提供される。量もしっかり、大充実の内容になっている。

「焼肉ホルモン 萬正」の6000円コース。牛タンやハラミなどお肉たっぷり(Lmaga.jp撮影)「焼肉ホルモン 萬正」の6000円コース。牛タンやハラミなどお肉たっぷり(Lmaga.jp撮影)

また取材時は25度前後の気温で心地良い風が通りぬけることから、網の目の前でも汗をかかずにかなり快適。そして煙などをあびることなく(風のおかげ?)、心地よく焼肉を堪能することができた。

「焼肉ホルモン 萬正」の納涼床。5月の薫風が心地良い(Lmaga.jp撮影)「焼肉ホルモン 萬正」の納涼床。5月の薫風が心地良い(Lmaga.jp撮影)

取材日には、初めて納涼床を利用するという常連さんも。「お肉がおいしくて、よく仕事メンバーで食べに来ます。今日初めて川床の席に座りましたが、こんなに風が気持ち良いんですね。また利用したいです」と笑顔で答えてくれた。

「川床は初めて利用しました」と笑顔を見せる常連さん(Lmaga.jp撮影)「川床は初めて利用しました」と笑顔を見せる常連さん(Lmaga.jp撮影)

「焼肉ホルモン 萬正」の納涼床は〜10月15日まで予定。6000円、8000円、1万円のコース限定(飲み放題などは別途)。要予約。川床席料無料。席数は全100席(うち納涼床は30席)。ほか詳細は公式サイトにて。

「焼肉ホルモン 萬正」納涼床の夜の雰囲気(Lmaga.jp撮影)「焼肉ホルモン 萬正」納涼床の夜の雰囲気(Lmaga.jp撮影)

「焼肉ホルモン 萬正」は路地裏にひっそり(Lmaga.jp撮影)「焼肉ホルモン 萬正」は路地裏にひっそり(Lmaga.jp撮影)

取材・文・撮影/Lmaga.jp編集室

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