4月23日に中国遼寧省丹東で撮影されたとみられる映像。鴨緑江断橋の向こう側、北朝鮮・新義州で大規模な黒煙が立ち上る(c)news1

4月23日に中国遼寧省丹東で撮影されたとみられる映像。鴨緑江断橋の向こう側、北朝鮮・新義州で大規模な黒煙が立ち上る(c)news1

【05月18日 KOREA WAVE】中朝国境地域で撮影された北朝鮮地域の映像や写真など、北朝鮮関連の投稿が相次いで削除された状況が確認された。北朝鮮・新義州一帯で大規模火災とみられる黒煙が捉えられた映像や写真がオンライン上に広がったが、正確な発生場所や被害規模は確認されていない。

SNSなどによると、4月23日に中国・遼寧省丹東で撮影されたとみられる映像には、鴨緑江断橋の向こう側、北朝鮮・新義州方向から大規模な黒煙が立ち上る場面が収められていた。この映像は最近、X(旧ツイッター)などを中心に拡散した。

そのうち、中国SNS「小紅書」に投稿されていた関連写真や映像は現在、削除された状態であることが確認された。2日にキャプチャーされた中国SNS投稿のコメント欄には「映像をむやみに投稿するなという電話を受けていないのか」「丹東では私以外にもかなり多くの人がアップロードした」「私が撮った映像では、7階建ての建物の上に大きな火が出ているように見えた」などの反応があった。

また別の利用者は、先のコメントを見て「吉林省図們の方では写真を投稿すると、電話が来て削除しろと言われる」と主張した。これについて、国境地域で北朝鮮関連映像の流布に対する中国当局の管理・統制が地域別に実施されているのではないかとの解釈も出ている。丹東と図們は、それぞれ鴨緑江、豆満江を挟んで北朝鮮の新義州と咸鏡北道穏城郡南陽に向き合う中朝国境都市だ。

ただ、現在までに公開された映像と写真だけでは、実際の火災発生地点や規模を特定するのは難しい。映像の撮影位置と方向が明確ではなく、現場と撮影地点の間の距離もかなりあり、正確な識別には限界があるという。

衛星画像分析でも、大規模火災と断定できる痕跡は明確には確認されていないとの専門家の評価がある。一部の衛星専門家は「大規模火災だったなら、燃焼痕や建物損壊の状況がある程度識別されるはずだが、現時点では確認されていない」と説明した。

北朝鮮は災害や事故に関する情報を外部にほとんど公開せず、中朝国境地域も撮影や情報流通に敏感に反応し統制されているため、実際の状況を把握するには追加分析が必要とみられる。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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