こんにちは!リコです。

ニュージーランドに滞在してから、釣行前にいちばん先に見るものが、潮汐表より風になりました。

堤防釣りやファミリーフィッシングって、「今日は大潮だからよさそう」と考えたくなりますよね。

でも海に立つと、現実はもっと正直です。風が変わるだけで、波の立ち方も、仕掛けの扱いやすさも、魚の気配も変わる。

だから私は、釣れる日より釣れる風を見るようになりました。

NZで気づいた、風の存在感

NZでまず驚いたのは、海辺だけじゃなく町の中まで風の存在感が大きいことでした。

寒い、強い、歩きにくい、で終わらないんです。その日の空気を風が決めているような感覚がありました。

実際、ニュージーランドは強い偏西風の影響を受けやすく、山脈地形の影響で風の強さや当たり方に地域差が出やすい国です。

向こうで「今日は風チェックした?」が日常会話になるのも、すごく自然なことなんですよね。

この感覚は、釣りにそのまま持ち帰れます。

潮が良くても、向かい風で海がバシャバシャなら釣りにくい。逆に潮が完璧じゃなくても、風向きと立ち位置が合えば、かなりやりやすい日になります。

まず見るのは、風向きです

風を見るとき、私は最初に風向きから入ります。

ここがいちばん大事でした。海から岸へ吹く風なのか、陸から海へ吹く風なのか。それだけで、その日の堤防のしんどさがかなり想像できます。

MetServiceは、陸から海へ吹く風は岸近くを比較的穏やかにしやすく、海から岸へ吹く風は近岸でも荒れやすいと説明しています。

さらにMaritime NZは、風と潮が逆らうと海はかなり荒れやすいと案内しています。つまり、同じ風速でも「どこで受けるか」で体感はまったく変わるんです。

だから私は、向かい風が強そうな日は、最初から外向きを本命にしません。

港内側に回るか、風裏になりやすい場所を探すか、足場の低い場所を避けるか。その準備だけで、釣りのしやすさはかなり変わります。

次に見るのは、風の強さとガスト

次に見るのが、風の強さです。ここ、つい軽く見がちですよね。

でも実際は、少しの差がかなり大きい。道糸がふくらんだり、サビキが落ち着かなかったり、ちょい投げの着底がわかりにくくなったりして、釣れない前にまず釣りが雑になりやすいんです。

目安として覚えやすいのが、15ノットです。

Coastguard NZは、15ノットを超えるガストで小型船は難しくなりやすく、20から25ノットでは出るかどうかを見直す判断が必要だと案内しています。

15ノットは約7.7m/s。堤防釣りでも、このあたりから「なんか今日はやりにくい」が一気に増える感覚があります。

もちろん、数字だけで全部は決まりません。ただ、風向きとセットで見ると判断はかなり速くなります。スマホの天気アプリで、風向きの矢印と風速、できればガストまで見る。

このひと手間が、地味に効くんですよね。

NZで腑に落ちた、具体的な例

NZでは、風をよける島影が少ない場所ほど、この違いがはっきり出ます。

たとえば北島西海岸のRaglanでは、現地在住者に聞くと風が強くない日か東風のときが釣り向きと教えてくれました。風向きひとつで快適さが変わる、すごくわかりやすい例です。

これって、日本の堤防でも同じなんですよね。

外向きがしんどい日は、港内へ回る。高い堤防で横風に耐えるより、足場の安定した場所へ移る。遠投にこだわるより、足元のサビキや胴突きに切り替える。

こういう小さな判断のほうが、結果的に楽しく終われることが多いです。

二枚潮まで見えたら、一段上

もうひとつ加えるなら、二枚潮です。

これは、海の表面と少し下の潮の向きが違う状態のこと。釣りではかなりやっかいで、仕掛けが思った場所に入らなかったり、アタリがぼんやりしたりします。

たとえば、ウキは右へ流れているのに、コマセ(まいたエサ)は途中から左へ入っていく。ラインだけ風に取られて、仕掛けの入り方がなんだか変。そんな日がありますよね。

このときに「風が強いから釣りにくい」で終わらせず、表面だけ流されているのか、下の潮も動いているのかを少し見るようにすると、海の中がイメージしやすくなります。

難しく考えなくて大丈夫です。
最初は、ウキ、ライン、コマセの動きがそろっているかを見るだけで十分。

「あれ、動き方がバラバラだな」と感じたら、今日は二枚潮っぽいかも。そう思えるだけで、仕掛けを軽くするか、重くするか、足元を狙うか、少し沖へ入れるかの判断がしやすくなります。

次の釣行で試してほしい風の見方

これから釣行前に見るなら、潮の前にまず風向き。次に風の強さとガスト。最後に潮とぶつかっていないか。この3つです。

NZで私がいちばん持ち帰ったのは、風をイヤな条件として見るのではなく、その日の正解を教えてくれるサインとして見る感覚でした。

海を読むって、難しい知識を増やすことじゃないんですよね。まずは風を見る。それだけで、堤防釣りもファミリーフィッシングも、ぐっとラクになります。

「今日の風向きで釣れた?」と思ったら、ぜひ釣り仲間にもシェアしてみてくださいね。

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次回も、日常がちょっと豊かになる釣りのヒントをお届けしますので、お楽しみに!

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出典・外部リンク
NIWA「Extreme weather winds and tornadoes」「Overview of New Zealand’s climate」 (Earth Sciences New Zealand | NIWA)
MetService「Sea State and Swell」 (blog.metservice.com)
Maritime NZ「Understanding weather forecasts」 (maritimenz.govt.nz)
Coastguard NZ「Weather or Not: Staying safe in unpredictable conditions」 (Coastguard)

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