「TOKYO MER」シリーズ最新作となる劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~CAPITAL CRISIS』(8月21日)の公開に向け、「CAPITAL CRISIS」の世界観を凝縮したアートビジュアルが解禁され、東京を皮切りに名古屋、大阪で『TOKYO MER~走る緊急救命室~』POP UP STOREの開催も決定し、新情報の解禁ごとにファンの作品愛と最新作への期待は高まるばかり。そんななか、昨年に引き続き、劇場版1作目で横浜のランドマークタワーでの熱い救出劇と人間ドラマで、日本中に感動と勇気を与えた、劇場版「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の公開日である4月28日に、劇場版第1作目の舞台となった横浜・みなとみらい「横浜ブルク13」にて、1作目をリバイバル上映鑑賞会と、松木彩監督、脚本の黒岩勉によるトークイベントが実施され、メモリアルな時間を過ごした。
【写真を見る】「TOKYO MER」ファンミ—ティングイベントでのティーチインでは、質問をしたファンに作中使用のヘッドセットがプレゼントされた
会場は昨年の2倍、400名になったにもかかわらず、チケットは即日完売という人気ぶり。昨年に引き続き参加している観客も多かった。「横浜のユニフォームや南海のユニフォームを着てくださっている方もいて。本当に応援してくださっている方の姿を生で見れるのがすごくうれしいです」と笑顔の松木監督は、クッションやカバン、リュックなど、お気に入りのグッズを手に参加している観客の姿に感激の様子。「ドラマからスペシャルドラマがあって、1作目の映画が横浜、次に南海とずっとやってきて。今日来ていただいている方は本当に『TOKYO MER』という作品を愛してくださっている、本当にコアなお客様。感謝しかないです。みなさんが応援してくださるので、こうやってまた新しいものもできるので、本当にありがとうございます」と感謝を伝えた。
支えてくれたみなさんのおかげ!と何度も感謝の言葉を伝えた松木彩監督
松木監督は「昨年の『南海ミッション』で初めて『TOKYO MER』を観たよとおっしゃってくれる方が、本当にたくさんいて」としみじみ。「特に昨年は夏休みの上映だったので、小さい子たちから(映画を観たことがわかる)写真などが送られてきたりもして。地元の友達の子どもとかも観てくれたりして」とシリーズを重ねるなかで感じた周囲の反響について触れ、「シリーズを続けてきたおかげで、たくさんの方に観てもらえるようになって、本当にありがたいです」改めてファンに感謝。「もともとはコロナ禍で医療従事者のみなさまに感謝とエールをというテーマで始まったのですが、本当に医療関係師の方から『観ています』とか声をかけられます。病院でもお医者さんから『観ています!』とすごくうれしそうに言っていただいて。やっていてよかったなって改めて思うことがよくあります」と日常で遭遇するリアルな反響も明かしていた。
最新作の見どころも解説した脚本の黒岩勉
この日上映される劇場版1作目の注目ポイントについて松木監督は「裏話とか持ってきたかったけれど、きっとみなさんは全部知っているんだろうなって思って。新しいお話がなくて申し訳ないです…」と苦笑い。そんななか「すごく思い入れがある」として挙げたのはYOKOHAMA MERのチーフドクター、鴨居役の杏がつけているピアス。松木監督は、「1作目を撮るまではお医者さんはアクセアリーをつけるのは禁止というのを取材などできいていたので、つけてはいけないものだと思っていたら、『実は、最近のお医者さんはつけている方がいるんです!』と杏さんが独自で取材してきてくださった上に、役のためにピアスの穴を開けることも提案してくださった。杏さんのおかげで、知ることがたくさんあったのがすごく印象に残っています」と杏の取り組み方、その姿勢に改めて感心していた。
満席の会場を見渡し笑顔を見せる松木監督と脚本の黒岩勉
新作の見どころについて黒岩はネタバレに配慮しつつ「新たなメンバーを迎えた新生TOKYO MERが活躍していく物語です。喜多見と同じく紛争地域で医療行為をしてきた赤楚衛二さん演じる扇先生が登場します。彼と喜多見との違いは、人にまかせることができない、仲間を信じることができないというポジションから始まるところです。そういった彼が、未曾有の震災に遭った時、どういう決断をし、チームのメンバーがどういう後ろ盾をするのかというのを考えながらキャラクターを作っていきました。観終わった時には『そういうことだったのか!』となる話になっていると思います!」と解説し、観客の期待を高めていた。
手作りの衣装にすっかり虜の松木監督と黒岩
イベント終盤にはティーチインタイムも。壇上で質問をした”選ばれし”観客には、作中で使用されているヘッドセットがプレゼントされた。
ファンとのフォトセッションの様子
最後の挨拶で黒岩は「ここまでの長い道のりをみんなで歩いてきたなかで、僕らが辿り着きたかった場所に最後辿り着いていると思うので、ぜひ楽しみにご覧になっていただければ!」と改めて最新作をアピール。松木監督は「まさかこんな景色が観られるとは…と思いながら撮影した場面が『CAPITAL CRISIS』には本当にたくさんあります。みなさんに見届けていただけたら幸せだなと思っておりますが、まずはその出発点となる映画をこの後ご覧になるということで、ぜひ楽しんで行ってください!」と最新作そして、劇場版の1作目の両方をおすすめし、熱気と愛をたっぷりと感じる拍手と歓声に包まれながら、会場をあとにした。
取材・文/タナカシノブ
