2026.04.24

奈良県立万葉文化館(奈良県高市郡明日香村)で、「たびにしあれば 奈良県立万葉文化館・奈良県立美術館コレクションから」が5月16日から開催されます。
本展は、奈良県立万葉文化館と奈良県立美術館が、初めて本格的に連携して開催する企画展です。奈良県立万葉文化館では、自らの住まう土地を離れて異郷へと向かう「旅」をテーマに、古代における公的な義務であった旅が、中世以降、参詣や文芸、絵画などの創作を通じた個人的な営みへと変化していく過程をたどります。
展示室では、交易や外交の往来のなかで詠まれた歌や、旅行ブームを背景に制作された江戸時代の名所絵やガイドブック、さらに、各地の風景をイメージの源泉とした近現代の絵画などが紹介されます。
多様な旅のかたちのなかで生み出された作品を、奈良県のコレクションを通して堪能できる貴重な機会です。
石川義「祈り」 奈良県立万葉文化館蔵
奈良県立万葉文化館・奈良県立美術館 連携企画展
「たびにしあれば 奈良県立万葉文化館・奈良県立美術館コレクションから」
会場:奈良県立万葉文化館 日本画展示室(奈良県高市郡明日香村飛鳥10)
会期:2026年5月16日(土)~7月12日(日)
開館時間:10時~17時30分(入館は17時まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日休館)
観覧料:一般600円、高・大学生500円、小・中学生300円
※国内の小・中学生、高校生、18歳未満は無料。
※国内の65歳以上の方は、平日無料、土日は一般料金。
アクセス:近鉄橿原神宮前駅東口または飛鳥駅から周遊バス「赤かめ」乗車、「万葉文化館西口」下車すぐ
詳細は、奈良県立万葉文化館公式サイトまで。
主な出品作品を一部紹介
「東海道往来図屏風」 奈良県立美術館蔵
葛飾北斎『富獄三十六景』「相州七里濱」 奈良県立美術館蔵
齋藤満栄「島影」 奈良県立万葉文化館蔵
清水達三「望郷」 奈良県立万葉文化館蔵
久米桂一郎「清水秋景図(山径晩暉)」 奈良県立美術館蔵
西川祐信「柿本人麻呂像」 奈良県立美術館蔵
奈良県立美術館でも関連展示を開催
本展は、奈良県立美術館・奈良県立万葉文化館の連携企画として開催されます。以下のタイトル・日程で開催される連携展もあわせて楽しんでみてはいかがでしょうか。
展覧会名:「みやこのかたち 奈良県立美術館・奈良県立万葉文化館コレクションから」
会期:2026年6月27日(土)~8月23日(日)
(前期6/27~7/26、後期7/28~8/23)
かつての人々にとって「旅」とはどのような意味を持っていたのでしょうか。本展では、古代の官道を行き交う人々が残した万葉歌から、江戸時代の庶民が熱狂した名所図会、そして画家たちが感性を研ぎ澄ませて描いた近現代の風景画まで、奈良県が誇る二つの美術館の貴重なコレクションが共演。時代とともに変容してきた旅のありようを浮き彫りにします。初夏のお出かけにふさわしい、知的好奇心をくすぐる珠玉の展示をぜひ現地で堪能してみてください。(美術展ナビ)
