【写真を見る】インド出身者による、子供向けの英会話教室

■言葉や文化を超えてつながる

その霧が丘地区の中心は分譲と賃貸、2000戸以上の「霧が丘グリーンタウン」ですが、5階建て集合住宅の1階にある商店街の中に3年前、団地のカフェ「ぷらっとkiricafe(キリカフェ)」がオープンしました。

「ぷらっとkiricafe」ではカフェメニューの他、日替わりでランチがあり、月曜日はカレーなどスパイスを効かせたメニューです。主にシニア世代のボランティアスタッフが、近くに住むフィリピン出身の川口グロリアさん、インド出身で霧が丘に暮らすラミヤ・ラジャセカンさんと一緒に作っています。

厨房の中をのぞくと、スタッフの間では日本語と英語が入り混じって飛び交い、笑い声も絶えません。

■もうひとつの家「kiricafe」

来日して4年、日本語はまだ上手く話せないラミヤさんに話を聞くと「キリカフェはとてもフレンドリーな場所で、日本語を覚えるのも楽しみです。最初、東京に暮らしていた時は友達ができませんでしたが、ここ霧が丘では友達ができました。キリカフェはもうひとつの家のようなものです」と話します。

キリカフェではこの他、外国籍の人向けの日本語教室や、インド出身の女性が先生を務め、小学生たちに教える英会話教室も開かれています。

■世代を超えた交流も

金曜日の午後はシニア世代向けの介護予防活動が行われています。取材で訪れた日は雨が降ったりやんだりで、学校帰りの小学生たちが雨宿りでキリカフェに立ち寄り、介護予防の脳トレが開かれている横で、ゲーム機で遊んでいました。

脳トレではちょうど「ランドセルはオランダ語が起源」というクイズの答え合わせをしていたので、キリカフェを運営するNPO法人「霧が丘ぷらっとほーむ」の共同代表・根岸あすみさんがその問題を小学生たちにも出しました。「フランス!」「アメリカ!」といろんな答えが飛び交う中、シニア世代が「オランダ!」と正解を教えていました。