
4月15日、テヘランの空港でパキスタン軍のムニール参謀長を出迎えるイランのアラグチ外相。 Iranian Foreign Ministry/WANA (West Asia News Agency)/Handout via REUTERS
[ドバイ 16日 ロイター] – イラン政府の高官は16日、同国と米国はパキスタンの仲介の下で合意に向けて一定の進展があったが、2週間の停戦期間が半分以上経過した現在も、イランの核開発計画などを巡って大きな隔たりが残っているとの認識を示した。包括的な和平合意をいったん棚上げにし、その代わりに戦闘再開を防ぐための暫定合意の締結を模索している。
「パキスタン軍トップのイラン訪問は、一部の分野における意見の相違を縮める上で効果的だったが、核分野では依然として根本的な意見の相違が残っている。ただ、停戦の延長と第2回協議の開催に向けた機運は高まっている」とした。
「イランの高度濃縮ウランの処遇や核開発制限の期間などについては、依然として解決策が見出されておらず、極めて議論の分かれる問題の一つだ」と語った。欧米の外交官も、核問題は「依然として核心的な障害だ」と述べた。
イランの関係筋によれば、米国はイランの核濃縮作業を20年間停止することを要求しているが、イランは3年から5年に制限することを望んでいる。イランはまた、国連、米国、EUの制裁解除のスケジュールも望んでいるという。
匿名の高官はまた、ホルムズ海峡を通過する船舶を増やす見返りとして、イランの資金の凍結を解除することを覚書に盛り込むことも希望していると語った。
イランは過去にも、民生利用に必要な水準をはるかに超える60%濃縮されたウランの全保有量を搬出するという米国の要求を拒否したことがある。しかし、関係筋によれば、妥協の可能性が出てきた。イランは高濃縮ウラン(HEU)全量の国外搬送に応じる用意はないが、一部であれば第三国に移送する可能性はある。
パキスタン軍のムニール参謀長は15日、テヘランを訪問した。パキスタンの首都イスラマバードでは先週末、米国とイランが戦闘終結に向けて直接交渉を行ったが、合意に至らず決裂した。
パキスタン外務省の報道官は16日、米国とイランの間の第2回目の協議について、日程は未定であり、開催場所に関する情報も持ち合わせていないと述べた。
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