東京・八重洲にあるブルガリ バーで日曜日だけ開催している特別なコースプラン「サンデーブランチ」。イタリアらしい“日曜日の豊かな時間”を体験できる同プランは、ミシュランスターシェフ ニコ・ロミートが手掛ける料理の数々を、芸術的な空間でゆったりと堪能することができる。

空に浮かぶ楽園「ブルガリ バー」

サンデーブランチの会場となるブルガリ バーは、2023年にオープン。東京ミッドタウン八重洲の45階に位置し、地中海の風を感じさせる庭園を囲むように設えられたルーフトップ空間には、都会の中心とは思えないほど穏やかな時間が流れている。

バーカウンター

伝統的なイタリア式庭園にたたずむ古いあずま屋をイメージして設計されており、モダンなムードの中にどこか懐かしさも漂う不思議な雰囲気が魅力。バーを象徴するカウンター奥のガラスモザイクは、Bisazza (ビザッツァ)社に特注したもので、美しい木々や極彩色の鳥たちに囲まれたもうひとつの庭園を表現している。

開放的で広々とした店内

夏季には全面ガラスドアが開かれ、屋内と屋外がシームレスにつながる開放的な雰囲気を味わうことができる。そう、ここはまさに空に浮かぶ楽園なのだ。

大切な人と過ごす優雅な日曜日

サンデーブランチはイタリアで根付いている文化のひとつ。親しい人との時間を大切にするイタリアならではの習慣で、日曜日に家族や友人たちが集い、大皿にのせた料理を分かち合いながらゆったりと過ごす時間だ。

前菜ビュッフェ

そんなあたたかな時間を、ブルガリらしいエレガンスとともに現代風に再解釈したのがブルガリ バーで提供するサンデーブランチ。バーメニューやブルガリ ホテル 東京「イル・リストランテ ニコ・ロミート」も手がけるミシュランスターシェフ ニコ・ロミートがメニューを監修している。

シェフのシグネチャーであるヴィテッロ・トンナート (仔牛(こうし)肉のツナソース)、牛肉のタリアータ、カンノーロなど、イタリアの日曜の食卓を彩る伝統料理を取り入れ、ニコ・ロミートならではの芸術的な感性で考案した料理が並ぶ。

スイーツビュッフェ

前菜やチーズ、スイーツなどは美しい大皿に盛り付けられ、ビュッフェ形式で提供される。卵料理やパスタ、メインなどはアラカルトで提供され、いつものランチタイムよりもじっくりと時間をかけ世界最高峰の料理を楽しむことができる。

一口ごとにイタリアを感じるメニュー

ビュッフェはバーカウンターにずらりと並び、その美しく盛り付けられた姿はまるでジュエリーのショーケースのよう。ついつい手が伸びてしまうチーズはイタリア各地から厳選されたもの。おどろくほど柔らかいタコとほくほくのジャガイモのサラダや、前菜に相応しいフレッシュなカンパチのカルパッチョ、バルサミコを添えたさっぱりとした和牛ローストビーフなど、気をつけないと前菜だけでお腹がいっぱいになってしまうほどの多彩なラインアップ。

エッグ・フロレンティーヌ

アラカルトは卵料理からスタート。黒トリュフを添えたエッグ・フロレンティーヌや、タラバガニとフライド エッグをのせたアボカドトーストなどから選択できる。リゾットは目の前で大きな鍋からシェフがよそってくれるので、香り高いあつあつの状態で楽しめる。

シェフがよそってくれるリゾット。中央が来日中だったニコ・ロミート氏

ローストラム

メインは肉と魚から選ぶことができ、その間も前菜のビュッフェから好きな料理をとることができる。最後は新鮮なフルーツやケーキ、そしてイタリアの郷土菓子からインスパイアされたスイーツビュッフェでフィニッシュ。話しながらコースを楽しんでいると、あっという間に2、3時間たってしまうだろう。

メニューは季節によって変更される。イースターエッグをモチーフにしたスイーツも(現在は終了)

スイーツは一口サイズなのでたくさんの種類を楽しめる

せわしない現代では、日曜日の昼といえど、何時間もかけてランチを楽しむことはまずないだろう。サンデーブランチとして時間を創出することで、大切な人たちとの親密で穏やかな時を過ごすことができる。そんな時間こそ、現代のラグジュアリーではないだろうか。

Text: Azu Satoh