
写真はスペインのホセ・マヌエル・アルバレス外相。3月、ベルギー・ブリュッセルで撮影。REUTERS/Omar Havana
[マドリード 7日 ロイター] – スペインのホセ・マヌエル・アルバレス外相は7日、トランプ米大統領が北大西洋条約機構(NATO)加盟国への不満を表明し、NATOからの離脱の可能性に言及していることが、欧州諸国による安全保障に関する新たな動きを誘発していると述べた。欧州連合(EU)は統合軍の創設に向けて前進すべきだとも言及した。
アルバレス氏はスペインの民間テレビで、離脱に関してはトランプ氏が判断するものだとしながらも、米同時多発テロ後にNATO加盟国が米国に連帯を示したと強調。「NATOは欧州と米国の双方にとって互恵的な同盟だ。ただ、米政権の発言や姿勢は、欧州が主権や防衛において新たな一歩を踏み出させる契機となる」との見解を示した。
アルバレス氏は「われわれは自国民の安全や抑止力を自らの手で確保する必要がある」と言及し、EUの統合軍の創設に向け、防衛産業の統合を進めるべきだとの考えを示した。デジタル単一市場や資本市場での連携深化も促した。
スペインは米・イスラエルのイラン攻撃を違法で無謀なものだと非難しており、攻撃に関与する米軍機に対してスペインの領空通過を拒否し、共同運用する軍事基地の使用も禁じた。トランプ氏はこれに対し、関税を用いた報復措置を取る考えを示している。
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