着るものがない 服

Photo: JulPo/Getty Images

クローゼットには服があふれているにもかかわらず、「着るものがない」と何度思ったことがあるだろうか? フランス発の中古ラグジュアリーファッション・マーケットプレイス、ヴェスティエール・コレクティブ(VESTIAIRE COLLECTIVE)が行った消費者アンケートによると、72パーセントの回答者が100着以上、47パーセントが200着以上の服を持っているにもかかわらず、3人に1人近くが毎週この感覚に陥っているという。

「持っている服の数が多ければ多いほど、迷いや決断疲れを感じ、『着るものがない』と感じやすくなります」とヴェスティエール・コレクティブのインパクト・ディレクター、オルタンス・プリュヴォは語る。回答者の大半は、今ある服に特に思い入れがないことが原因だと考えており、自分の所有しているアイテムの数を約45〜50パーセント少なく見積もっている。つまり、ほとんどの人が、自分がそもそも服を何着所有しているのか正確に把握していないということだ。

当然のことながら、「着るものがない」と感じたときに私たちが一番やりがちなのが、手っ取り早く新しい服を買うことだ。そしてアンケートでも89パーセントの人が、少なくとも一度はその場しのぎの買い物をしたことがあると回答している。しかし、「それは事態を悪化させるだけで、本当の解決にはならないことが多い」とプリュヴォは言う。

興味深いことに、不用品を売るためであれ、古着を買うためであれ、服のリセールプラットフォームを利用する人は、「着るものがない」と感じる頻度が低い傾向にあることがわかった。「私たちは皆、もう少し意思を持って、計画的に買い物をする必要があります」とプリュヴォは続ける。「セカンドハンドファッションを買うのは、実店舗での買い物やネットで新品を買うのとはわけが違います。自分の好きなブランドを思い浮かべ、出品されている商品を見て回り、売り手とやり取りをし、交渉しなければなりません。これらのステップを踏むことで、手に入れた服に対する思い入れが変わってきます」