水不足が続く東三河ですが、宇連ダムの貯水率が4か月ぶりに20%を超えました。
(桜沢信司気象予報士 午後2時半)
「きのうまでの雨で、少し水が貯まってきたようにみえます」
【写真を見る】宇連ダムの貯水率 約4か月ぶりに20%超 深刻な水不足に愛知県知事から“田植え延期要請”も… 豊橋市では“節水しながらコメ作り”
3月30日〜4月2日まで、愛知県新城市では125ミリの雨が降り、きょう午後5時現在の宇連ダムの貯水率は、20.6%まで回復しました。
宇連ダムの貯水率が20%を超えたのは、去年12月8日以来、約4か月ぶりです。
■“佐久間導水” 開始時期は 「天候や貯水状況で判断」
(桜沢)
「上流側に目を向けると、まだ底が見えている部分もあります」
しかし、例年この時期の宇連ダムの平均貯水量は75%ほどで、20%は依然として低い水準。
愛知県は先月、静岡県の佐久間ダムからの緊急導水を決定しましたが実施には至っておらず、今後の天候や貯水状況などを踏まえ、実施時期を判断するということです。
豊川用水総合管理所は、引き続き節水への協力を呼び掛けています。
■豊橋市ではコメ農家と土地改良区の担当者で会議開催
きょう午後4時から愛知県豊橋市で行われた会議。集まったのは、豊橋市の西部・神野新田町のコメ農家と農業用水を供給する土地改良区の担当者です。
神野新田町は早場米の産地で、豊橋市内でも特に早く田植えの時期を迎えます。ことしは4月11日に農業用水の配水が始まり、水田に水を張って土をならす「代(しろ)かき」を行ったあと、4月中旬から田植えが始まる予定です。
■愛知県知事からは“田植え延期要請”も…
しかし、豊川用水の渇水で農業用水の50%節水が続いているうえ…
(愛知県 大村秀章知事)
「上水道で30% 農業・工業用水で50%の節水をお願いしている時に、水田に満々と水をためるのは、利水関係者の皆さんに説明がつかないと思いますので、しばらくお見合わせをお願いしたい」
愛知県の大村知事からは、田植えの延期要請も出ています。
■節水対策しながらコメ作り
この時期としては異例の状況にコメ農家は…
(コメ農家 三輪恭廣さん)
「水を粗末にせずに有効に活用して、例年と同じ時期に田植えをするように考えている」
神野新田町を含む一帯では、エリアを分けて水を使う時期をずらしたり、夜間は流す量を大きく減らしたりするとしています。
さらにきょうの会議では、農業用水の水路60か所以上に板を設置して水をせきとめることで、節水しながら田植えを始めることが決まりました。
CBCテレビ
