
英ロンドンの外務連邦局で行われたオンライン会合で発言するクーパー外相。2日撮影。Leon Neal/Pool via REUTERS
[ロンドン/パリ 2日 ロイター] – イランが事実上封鎖するホルムズ海峡の安全確保に向けた対応を協議するため、英国が呼びかけた有志国によるオンライン会合が2日、開かれた。
会合を主宰したクーパー英外相は冒頭、「われわれは、イランが国際海上輸送ルートを乗っ取り、世界経済を人質に取ろうとするのを目撃してきた」と言及。ホルムズ海峡を封鎖するイランの「無謀な行為」は「世界経済の安全保障に打撃を与えている」との考えを示した上で、同海峡を再開させる共同行動について約40カ国が協議していると述べた。
今回の会合は、トランプ米大統領が1日、ホワイトハウスで演説し、ホルムズ海峡の安全確保について米国ではなく日本やフランス、中国などに任せるべきだとの考えを示したことを受けて行われ、フランス、ドイツ、カナダ、アラブ首長国連邦(UAE)、インドを含む有志国約40カ国の代表が参加した。ある当局者によると、米国は会合には出席しなかった。
欧州当局者によると、今回の初会合では、イランに海峡開放を促すために利用できる外交的・経済的選択肢などについて議論した。具体的な合意には至らなかったものの、イランが海峡を利用する船舶に通過料を課すべきではないことや、全ての国が自由に利用できるべきであるという点で合意が得られたという。
来週には軍事計画担当者らが会合を開き、機雷除去作業の可能性や商船の安全確保に向けた部隊の派遣など、様々な選択肢について話し合う予定。
欧州諸国は当初、紛争に巻き込まれることへの懸念から、トランプ氏による同海峡への派兵要求を拒否していた。しかし、エネルギー価格の高騰を受け、欧州も自らの利益を守るために連合を結成しようと試みている。
欧州の外交官らは、連合の結成はまだ初期段階であり、英仏が主導していると述べた。米国は関与していない。
欧州連合(EU)の外相に当たるカラス外交安全保障上級代表は2日、より広範な措置の一環として、紅海における安全と航海の自由を守るEUの海軍部隊「アスピデス」作戦を拡大する必要があると述べた。40カ国以上との電話会議に参加した後、Xへの投稿で明らかにした。カラス氏によると、アスピデス海軍作戦は既に紅海で1700隻の船舶を支援している。
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