東尋坊や芝政ワールドといった観光地として知られる福井県坂井市だが、近年は移住先としても存在感を高めている。2026年版「住みたい田舎ベストランキング」では、北陸エリア全4部門で1位、人口別では全国3位にランクインしている。

そうした坂井市で、子育て世代からの支持を集める施設の一つが「福井県児童科学館 エンゼルランドふくい」だ。

見学で立ち寄ってみると、子ども向け施設の充実ぶりに驚かされた。

館内にはプレイエリアや展示エリアがあり、さらにスペースシアターも備える。屋外にも遊べる空間が広がっており、親子で一日過ごしやすい施設となっている。

「福井県児童科学館 エンゼルランドふくい」の館内へ

プレイエリアに入って、まず目に飛び込んでくるのが、高さ約8メートルの大型遊具「プレイザウルス」だ。未就学児向けの「ちびっこザウルス」もあり、トンネルをくぐったり、遊具に登ったり、滑り台で遊んだりできる。

福井県といえば恐竜王国のイメージが強いが、ここでもその土地らしさが感じられる。地元の子どもたちはもちろん、観光で訪れた家族連れにも親しまれそうな空間だ。

恐竜といえば、展示エリアにあるジオ・エンゼルでは、自分だけの「マイ・ザウルス」を作れるコーナーもある。完成した恐竜はスクリーンに映し出され、自分の作品がまるで生きているように動き出す。

さらに、作ったマイ・ザウルスは巨大スクリーンにも登場する。周囲の恐竜たちとコミュニケーションを取るような姿も見られ、眺めているだけでも楽しい。

そのすぐ近くには「いろいろスケール」というコーナーもある。体重計に乗ると、自分と同じ重さの動物や物が画面に表示される仕組みで、子どもにも分かりやすい。遊びながら学べる工夫に、児童科学館らしさを感じた。

館内には見どころが多く、とても一度では紹介しきれない。その一角にある「キミの体内の数」も興味深かった。

例えば、一生のうちに伸びる髪の長さは950キロ、ツメは28メートル、一生で出るおしっこの量は4万リットルにもなるなど、子どもが思わず足を止めたくなるような雑学が、あちこちに散りばめられていた。

また、同館は宇宙飛行士の毛利衛さんが名誉館長を務めることでも知られ、館内には宇宙や科学への関心を自然に広げてくれる展示や体験もそろう。子どもたちが遊びながら宇宙や科学に親しめる環境が整っている点も、この施設の大きな魅力だ。

その中でも特に目を引くのが、月面宇宙基地エリアにある「ムーンウォーカー」だ。地球の6分の1とされる月面の重力をイメージしながら、ジャンプ歩行を体験できるコーナーで、宇宙をぐっと身近に感じられる。

利用は身長110センチ以上、体重20キロ以上80キロ以下。受付は乗り場で随時行っているが、平日は11時15分から13時まで休止となる。

また、「スペースシップ」では、宇宙船に乗って宇宙旅行を疑似体験することができる。こちらは身長90センチ以上が対象で、小学生未満は保護者の同伴が必要だ。宇宙の世界を体感的に楽しめる仕掛けの一つとなっている。

実際に体験してみると、本当に宇宙旅行をしているようなリアル感があり、ちょっとしたアトラクションのような躍動感と迫力もある。最後は宇宙から同館へ戻ってくる設定になっており、その流れにも臨場感があって満足度が高い。

今回は「福井県児童科学館 エンゼルランドふくい」のほんの一部を紹介したが、他にも魅力的なポイントはまだまだある。

利用料金は「公式サイト(外部リンク)」で確認してほしいが、展示エリアは高校生以下が無料で利用できる。こうした環境の充実ぶりを見ると、福井県が学びの面でも高く評価され、坂井市が移住先として注目を集めていることにも、どこか納得がいく。

また、大阪に戻ってから同館の話をすると、観光で福井県を訪れた人の中には、子どもが小さい頃に何度か旅のプランに組み込んだことがあるという声も少なくなかった。「あそこ、いいよね」といった反応もあり、県外にも知る人は多いようだ。

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取材許可:坂井市

<最後に>
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