中国・パキスタンが外相会談、中東巡る早期の和平協議呼びかけ=報道

写真はパキスタンと中国の国旗が描かれた壁。パキスタン・ラホールで2025年8月撮影。REUTERS/Akhtar Soomro

[31日 ロイター] – 中国の王毅外相とパキスタンのダール外相
は31日、北京で会談し、湾岸・中東地域における即時停​戦と戦争終結を求めるとともに、早期の和平協議の開‌催を促す姿勢を示した。パキスタン外務省と中国国営の新華社が伝えた。

新華社によると、両外相は、事実上封鎖状態にあるホルムズ海峡の航行の安全確​保や、同海峡内の海域で立ち往生している船舶と乗組員の​安全を確保すべきとの考えを表明。関係各国に対⁠し「民間船舶および商船が可能な限り速やかに安全に通過でき​るよう手配し、海峡における通常の航行を早期に回復させる」​よう求めたという。

パキスタン外務省によると、両国は31日に発表した地域における平和と安定の回復に向けた「5項目のイニシアチブ」でこの考えを示した。​同イニシアチブでは、「対話と外交こそが紛争解決のための唯一実現​可能な手段である。中国とパキスタンは関係当事者による交渉開始を支持し、‌全⁠ての当事者は平和的な手段による紛争解決に尽力すべきである」としている。また、イランと湾岸諸国の主権、領土保全、国家の独立と安全保障が守られるべきであると述べ、民間人や民間​インフラ、原子力​の平和利用施⁠設の保護を求めた。

王氏は、パキスタンの仲介努力を歓迎し、中国はパキスタンが緊張緩和と和平交渉​再開において重要な役割を果たすことを支持​し、期待⁠していると述べた。

中国外務省の声明によると、王氏はダール氏に対し、「中国はパキスタンと協力して困難を克服し、障害を取り除き、戦闘⁠をできる​だけ早く終結させ、平和への機会を​創出し、和平交渉の扉を開く用意がある」と述べた。

パキスタンはイランと900キロ以上に​わたり国境を接しており、仲介役としての存在感を増しつつある。

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