
ドイツ・ベルリンのガソリンスタンドで4日撮影 REUTERS/Annegret Hilse
[ベルリン 12日 ロイター] – ドイツのIFO経済研究所は12日、イラン紛争で押し上げられたエネルギー価格が長期にわたり高止まりした場合、今年の経済成長率予測を0.2ポイント押し下げると指摘した。
IFOは、石油・ガス価格の高騰が短期的なものという前提で、今年のドイツの成長率を昨年12月の予測(0.8%)を据え置き、来年は経済回復に伴い1.2%に加速すると予測した。
IFOの予測責任者は「エネルギー価格ショックにもかかわらず、ドイツの回復は今年を通じて継続する見込みだ」と述べ、ドイツ政府のインフラ整備、カーボンニュートラル、防衛分野向けの支出増加が需要を刺激すると指摘した。
ただし、エネルギー価格高騰が長期化した場合、今年のインフレ率は3%弱に上昇し、成長率は0.6%にとどまると予想。影響は27年まで続き、成長率は0.8%と予測した。
キール世界経済研究所(IfW)は、イラン情勢を受けて2026年のドイツの成長率予測を0.2ポイント下方修正し0.8%とした。
ライプニッツ経済研究所(RWI)は、今年の成長率予測を0.1ポイント引き下げて0.9%とし、27年は0.2ポイント下方修正して1.2%とした。「イランでの戦争はエネルギー依存で脆弱なドイツ経済を示している」と指摘した。
3研究所はインフレ率は今年少なくとも2.5%まで上昇した後、27年には再び落ち着くと見ている。
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