子どもたちのいる沖縄県名護市許田の野球場に、米軍のUH1多用途ヘリコプター1機が3月6日午後8時20分ごろ、不時着した。こんなことが日本の他の地域で起こるだろうか。防衛省沖縄防衛局の村井勝局長は3月9日、渡具知武豊名護市長と面会し、謝罪した。市長は「学校や住宅地の上空を飛行しないでほしい」と求め、局長は「米側に申し入れる」と応じたが、その場に第一当事者の米軍の姿はなかった。

 少し遅い時間だが、野球場にはナイター設備があり、少年野球チームが練習中だった。轟音が響き、米軍ヘリが不時着。子どもたちは野球場の端に避難したという。

 米軍は、「定期訓練中に警告表示があったため『予防着陸』した」と説明した。現場で点検作業を済ませると、2時間20分後に普天間飛行場に向かって飛び立った。

福元大輔論説委員兼政経部長が本音で読み解くウェブ限定の連載コラム「沖縄政局インサイド」の第6回です。会員限定でお届けします。

 週明けの9日になって、村井局長は名護市役所と許田公民館を訪れ、それぞれに謝罪した。防衛省は米軍に沖縄の土地を提供しているという点で責任がある。ただ、不時着の原因も再発防止策も示すことはできない。

 渡具知市長や許田の翁長武区長が「一歩間違えれば人命に関わる大惨事だ」と怒りを込めても、村井局長は「二度とないように米側に伝える」と返すのが精いっぱい。いつものことだけど、やっぱりおかしい。

 

 米軍は翌日以降も、飛行を続けている。パイロットの命に関わることだから、当然安全性を確認しているのだろうが、なぜ不時着したのか、なぜ安全と確認しているのか、その空の下で暮らすわれわれが知ることはできない。やっぱりおかしい…

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