練習試合   市和歌山3―1中京大中京 ( 2026年3月12日    市和歌山 )

<市和歌山・中京大中京>先発して3回無失点に抑えた市和歌山・丹羽(撮影・河合 洋介)
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 市和歌山は12日、今春選抜大会に出場する中京大中京(愛知)との練習試合に臨み、3―1で制した。

 今秋ドラフト候補に挙がる最速150キロ右腕の丹羽涼介(3年)は、先発して3回を被安打1、無失点に抑えた。

 主力を並べた昨秋東海王者に対し、許した安打は初回先頭の中前打のみ。3回2死無走者から3者連続四球を与えるも、最速144キロを計測した直球や得意球のフォークで押し込んで得点を与えなかった。

 「無失点に抑えられたことはよかった。ただ、ギアを上げた時にバランスへの意識が薄れてしまったことは反省です」

 練習試合ながらNPB5球団のスカウトが集まった。4人態勢を敷いた巨人の榑松伸介スカウトディレクターは「縦に落ちる変化球が素晴らしい。腕の振りがよく、躍動感がある」と評価した。

 昨春選抜で横浜(神奈川)を6回2/3、1失点に抑えるなど、世代屈指の本格派投手として高い注目を集める。ただし、本人は高校卒業後の進路について「プロを目指すか、野球をきっぱりと辞めて美容師になるか。その2つで迷っています」と明かした。

 中学の頃からヒップホップが好きで、プロ野球選手と同じように美容師になることも大切な夢の一つだった。

 今秋にプロ志望届を提出するか、高校卒業後に専門学校に進むかは熟考中。「美容師にも興味があり、ずっとやりたいと思っていた。だけど、今しか目指せないプロ野球選手という目標もある。夏の結果がどうなるかもありますし、両方ともしっかりと考えながら、より興味を持った方に進みたい」と思い描いた。

 ◇丹羽 涼介(にわ・りょうすけ)2009年(平21)2月10日生まれ、和歌山出身の17歳。小1から名草少年野球団で野球を始めて投手を務める。中学は紀州ボーイズに所属。市和歌山では1年春に背番号14でベンチ入り。2年春に背番号11で甲子園初出場を果たし、2年秋から背番号1。50メートル走6秒5、遠投100メートル。1メートル83、77キロ。右投げ右打ち。