[ニューデリー 12日 ロイター] – イランはインド船籍のタンカーに対し、ホルムズ海峡の通過を許可する方針だ。インドの関係筋が12日明らかにした。ただ国外のイラン関係筋は、合意成立を否定した。インドは世界3位の石油消費国で原油輸入の40%はホルムズ海峡を経由している。
インド外務省報道官は記者会見で、両国外相がここ数日間で3回会談し、今週の最新の会談では「海上輸送の安全とインドのエネルギー安全保障に関わる問題」が焦点だったと指摘。「それ以上の説明するのは時期尚早」と述べた。
インド筋によると、インド行きとみられる外国籍のタンカー2隻が最近同海峡を通過したほか、両国の外相が10日遅くに電話会談、イラン側はインド船籍の船舶への安全通航を保証したという。ただ状況は依然流動的で、イランの行政機構の各部署にどう指示されているのか明確でないという。
インドのジャイシャンカル外相とアラグチ外相との会談後、イラン外務省は声明を発表し、「ペルシャ湾の航行に生じている不安定な状況と問題」について米国が責任を負うべきと述べた。双方ともインド船舶の安全な通航を認めることについての合意には言及しなかった。
インドは11日、インド船籍の28隻がホルムズ海峡の東西で運航しており、インド人船員778人が乗船していると明らかにした。
インドは紛争勃発後に入港した船舶のイラン人船員183人を保護している。また、ベンガル湾での軍事演習後にイラン船3隻の出港を許可したが、そのうち1隻は公海で米潜水艦に撃沈され、別の1隻はスリランカに支援を求めた。
紛争開始後、イランは少なくとも16隻の船舶を同海峡で攻撃した。
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