日本刀を彷彿とさせる前衛的なデザインは、当時のバイクファンから大きな注目を集めました。その後、750ccや400cc、250ccなど様々な排気量でシリーズ展開されましたが、2000年にすべてのモデルが生産を終了し、歴史に名を刻む「過去の名車」として知られていました。

 2018年に復活を遂げた現行モデルは、GSX-R1000の排気量999cc直列4気筒エンジンを基に、ストリートでの走行に適したチューニングが施されています。電子制御スロットルシステムの採用により、低回転域では力強いトルクを発揮し、最高出力112 kW(約152 PS)と高回転域ではパワフルなエンジン特性を実現しています。

 このほかにも、発進時や低回転走行時のエンジン回転数の落ち込みを緩和する「ローRPMアシスト機能」や、ワンプッシュでエンジンを始動できる「スズキイージースタートシステム」も備わっています。

 45台限定モデルのコンセプトは、1980年代が持つ妥協のないキャラクターと現代のパフォーマンス、そして熱心なファンのための専用ディテールを融合させることにあります。

 その象徴として、シリアルナンバー(xx/45)が刻まれた高品質なステッカーが付属し、所有者だけが感じられる特別感を演出します。さらに、アクラポビッチ製の専用マフラーが装着されており、深く荒々しい迫力のあるサウンドを奏でます。

 外観上の特徴として、カーボン調のタンクパッドやブラックのテールカウル、専用の「The Edge」デカールキットが採用され、より精悍な印象を高めています。

 また、ボディを保護するブラックのフレームスライダーや、カタナのロゴが入った専用フロアマット、そしてカタナの歴史をまとめた特別な書籍「KATANA History」ブックも付属し、所有する喜びを一層深める内容となっています。

 車両価格は1万5045ユーロ(約274万円/3月上旬現在)からとなっています。歴史的な名車のDNAと現代技術、そして特別な装備が融合したこの一台は、選ばれたオーナーにとってかけがえのない存在となるでしょう。

くるまのニュース編集部