近い将来の発生が想定されている南海トラフ巨大地震などの大規模災害時に備え、和歌山県新宮市と東牟婁郡5町村の議会議長がこのほど、新宮・東牟婁内に「大型防災基地」を設置するよう県に要望した。
【安全システムに問題か ロケット飛行中断、和歌山県串本の動画はこちら】
新宮・東牟婁は、豊かな農林水産資源や風光明媚(めいび)な景色などの観光資源に恵まれ、魅力的な地域ではあるが、地理的条件などから交通網の整備が遅れ、都市圏からのアクセスが悪く、産業・経済の低迷や高齢化、過疎化が大きな課題となっている。
台風が頻繁に来襲する地域でもあり、2011年の紀伊半島大水害では、道路が寸断され、孤立する地域もあった。唯一の幹線道路である国道42号は、台風シーズンになると越波の影響で通行止めが繰り返されている区間もある。
これらの状況を踏まえ、各議長は宮﨑泉知事に対し、現在、整備が進んでいる串本太地道路の早期完成とともに、大規模災害時に自衛隊や消防、警察などの救助機関をはじめ、災害派遣医療チーム、ボランティア、救援物資などをスムーズに受け入れ、被災者や被災地にいち早く届けるための「大型防災基地」が必要と訴えた。
新宮市の東原伸也議長、東牟婁郡町村議会議長会会長の谷久司・古座川町議会議長、芝山定史・串本町議会議長、加藤康高・那智勝浦町議会議長、花村計・太地町議会議長がこのほど、新宮市緑ケ丘2丁目の東牟婁振興局を訪れ、今井善人・東牟婁振興局長に要望書を手渡した。藪本英明・北山村議会議長は所用のため欠席した。
紀伊民報
