
米国株式市場は反落し、ダウ工業株30種は約784ドル急落して取引を終えた。2013年5月8日撮影(2026年 ロイター/Lucas Jackson)
[5日 ロイター] – 米国株式市場は反落し、ダウ工業株30種(.DJI), opens new tabは約784ドル急落して取引を終えた。中東紛争が6日目に入り、原油価格が一段と上昇する中、インフレや米連邦準備理事会(FRB)の金融政策への影響を巡り懸念が強まった。
より多くの国への紛争拡大がエネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡の航行混乱を巡る懸念に拍車をかけ、原油市場では米WTI先物が8.5%急騰。北海ブレント先物も4.9%上昇した。輸送混乱が長期化すれば、インフレが加速し、経済成長が減速すると懸念されている。
ベアード・プライベート・ウェルス・マネジメントの市場ストラテジスト、マイケル・アントネリ氏は「きょうの原油を見れば、なぜ株式市場が下落しているのか全てが分かる」と指摘。「市場は紛争がいつまで続くのか見極めようと必死だ」と述べた。
S&P総合500種(.SPX), opens new tabでは工業、素材、ヘルスケアセクターが下げを主導。 旅客航空株(.SPCOMAIR), opens new tabは大幅安となった。一方、人工知能(AI)向け半導体の売上高が来年に1000億ドルを超えるとの見通しを示したブロードコム(AVGO.O), opens new tabは上昇し、指数の下げを抑制した。ダウはJPモルガン・チェース(JPM.N), opens new tabやゴールドマン・サックス(GS.N), opens new tabなど金融株の下げも重しとなった。
米労働省が5日発表した2月28日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は、前週から横ばいの21万3000件だった。
LSEGがまとめたデータによると、投資家は物価上昇圧力によってFRBの25ベーシスポイント(bp)利下げが10月に後ずれすると予想している。
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります
※米国株式市場
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