オーストラリア対台湾 オーストラリアに敗れあいさつする台湾代表(撮影・足立雅史)

オーストラリア対台湾 オーストラリアに敗れあいさつする台湾代表(撮影・足立雅史)

<WBC:オーストラリア3-0台湾>◇1次ラウンドC組◇5日◇東京ドーム

攻略法、見えた? 第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が5日、東京ドームで開幕した。日本の所属するC組は、24年のプレミア12王者・台湾が、0-3でオーストラリアに完封負け。左投手3人の継投に散発3安打と手も足も出ず、6日の初戦で対戦する日本代表にとっては、戦い方の指針になりそうな試合となった。

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プレミア12を制した台湾だが、3回ずつ投げた3人の相手左腕に翻弄(ほんろう)され、完敗を喫した。三者三様だったが、どのタイプも打てなかった。先発のA・ウェルズは最速141キロで、チェンジアップを主体とする軟投派。3回無安打6三振だった。2番手オラフリンは最速152キロの速球派だが、3回2安打2三振。3番手ケネディは腕を下げた変則タイプだが、3回1安打1三振。スタメンには左打者が5人並んでいたが、安打は林安可(リン・アンコー)の1本だけだった。

左腕に苦労した曽豪駒監督は「オーストラリアの投手の能力は事前に分かっていたが、狙い球を打てなかったのは反省。(6日の日本戦は)誰が先発するか分からないが、つながりを考えていく」と打線のテコ入れを示唆した。

一方、初戦で台湾と戦う日本にとっては、継投策のヒントとなりそうだ。先発の山本は右投げだが、第2先発が予想される宮城は左腕。さらに金丸や曽谷、隅田も控えており、左腕の使い方がカギになりそうだ。

日本が24年プレミア12の決勝で台湾に敗れた際も、ヒントの一端はあった。先発の右腕戸郷(巨人)は5回7安打4失点と打ち込まれたが、2番手の隅田は2回2安打無失点で5奪三振。左アレルギーは、2年たっても改善されていなかった。

台湾には、気がかりなアクシデントも発生した。6回に主将の3番陳傑憲(ちん・けつけん)が左手人さし指に投球を受け退場。複数の台湾メディアによると、骨折が判明した。一昨年のプレミア12の決勝では、日本相手に本塁打、二塁打を含む3安打3打点と大暴れし、大会MVPに輝いた好打者だ。二塁手の李■宇(り・こうう)も左脇腹の肉離れで離脱。曽監督は「1試合目なので打者の調子が上がらなかった。終わったことなので、明日ベストを尽くす」と日本戦での巻き返しを期した。【斎藤直樹】

※■は瀬の束が景

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