
発生当時の現場(2025年7月10日 青森市)
去年7月、青森市でビルから清掃員の男性が転落し亡くなった事故をめぐり、男性が勤めていた会社と取締役の男性が労働安全衛生法違反の疑いで書類送検されました。
去年7月10日、青森市長島2丁目のビルで高さおよそ30メートルある窓ガラスの清掃作業をしようとした青森市の会社員野宮裕史さん35歳が転落して亡くなる事故がありました。
弘前労働基準監督署はきょう、労働安全衛生法違反の疑いでビルメンテナンスを行う青森市浪岡の「毎日ビル管理」と30代の男性取締役を書類送検しました。
以下、発表された概要と被疑内容の全文です
■災害の概要
令和7年7月10日、青森市長島2丁目に所在するビルにおいて、毎日ビル管理有限会社が自社の労働者Bに、ロープ高所作業でガラス窓清掃作業を行わせていた際、ロープに墜落防止用の部品がついていないまま作業が行われたため、作業開始時に地上30メートルの高さから墜落し死亡する労働災害が発生したものです。
■被疑内容
労働安全衛生法では、ロープ高所作業を行うときは、事業者は墜落又は物体の落下による労働者の危険を防止するため、あらかじめ、当該作業に係る場所について法定事項を示した作業計画を作成し、その上で、事業者は作業を指揮する者を定め、その者に作業計画に基づき作業の指揮を行わせるとともに、要求性能墜落制止用器具及び保護帽の使用状況を作業中監視することを行わせなければならないと規定されていますが、被疑会社が作成した作業計画はこの調査及び法定記載事項が不充分な疑いがあり、かつ、災害発生当時、作業を指揮する者にこの監視を行わせていなかった疑いがあるものです。
