
欧州連合(EU)の欧州基本権機関(FRA)とEU専門機関の欧州ジェンダー平等研究所(EIGE)が実施した調査で、域内の女性の約3割が生涯の間に身体的・性的暴力の被害を受けているにもかかわらず、大半が報告されていないことが分かった。バレッタで昨年11月撮影(2026年 ロイター/Darrin Zammit Lupi)
[ブリュッセル 3日 ロイター] – 欧州連合(EU)の欧州基本権機関(FRA)とEU専門機関の欧州ジェンダー平等研究所(EIGE)が実施した調査で、域内の女性の約3割が生涯の間に身体的・性的暴力の被害を受けているにもかかわらず、大半が報告されていないことが分かった。
3日公表された調査によると、パートナー以外の者による身体的・性的虐待を警察に報告した女性は11.3%、親密なパートナーによる暴力を報告した女性は6.1%だった。
報告しない主な理由は羞恥心、自責の念、恐怖、法執行に対する不信感などだった。また、支援サービスの認知度やアクセスの低さも一因となっていた。
域内女性の約30.7%が暴力を経験したと回答し、2012年に実施された最初の調査の33%からわずかに減少した。
一方、心理的・経済的虐待やオンライン上の虐待など、他の虐待形態が広がっていることも浮き彫りとなった。
FRAのシルパ・ラウティオ所長は「女性に対する暴力は基本的人権の侵害。加盟国には暴力を予防し、被害者を保護し、司法へのアクセスを確保する明確な義務がある。今回の調査結果は、なお喫緊の課題があることを示している」と述べた。
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