ブラウブリッツ秋田 写真:アフロスポーツ

 ブラウブリッツ秋田は以前から新スタジアム建設計画を巡り、秋田市、秋田県などと交渉しているが、費用負担の方向性などを巡り問題を抱えている状況。ただ、秋田市の財政も芳しくなく、ブラウブリッツ秋田への補助金を減額するなど、一部事業の見直しを決めたという。

 秋田市は2026年2月5日、令和7年度事業見直しについてアナウンス。これによると、観光文化スポーツ部のスポーツホームタウン推進事業も事業見直しの対象に入っており、その内容は「トップスポーツクラブ活動支援補助金」。ブラウブリッツ秋田への補助金は、現行で1,100万円だが、1,000万円に減額。バスケットボールの秋田ノーザンハピネッツも1,100万円から1,000万円に減額されるほか、ラグビーの秋田ノーザンブレッツについては700万円から600万円になるという。

 この秋田市の発表を受けて、若松尚利市議はXを更新。「お金がホントにない秋田市。 事業の廃止・見直しもゴリッと行く予定。見直しの方に段階的に減らして廃止するものもあったり」「各プロスポーツチームへの補助金もちょっと減る」などと綴っている。

 一方、ブラウブリッツ秋田は2月12日、新スタジアム整備に関する考え方を公式発表。これによるとクラブは当初、民間主体でスタジアム整備会社を設立し、建設と運営を担う構想を想定。しかし建設資材や労務費の高騰、民有化に伴う税負担、さらに法令上の課題などを踏まえ、民設での整備は困難との判断に至り、官民連携による行政主体での整備を検討するよう求めたという。

 維持管理費や運営費については、クラブを中心とする民間事業者で構成する運営会社が担うことを基本方針としつつ、公共施設としての利用拡大を踏まえ、三者協議の中で詳細を詰めるとしている。また民間資金については、行政側の整備費と同規模の資金調達を目指す考えを示し、企業版・個人版ふるさと納税の活用も提案しているが、秋田市の財政状況が新スタジアム計画に影響を与えている可能性も考えられる。