
極右支持者カンタン・デランクさんを追悼する集会。フランス北部リールで(2026年2月18日撮影)。(c)Sameer AL-DOUMY / AFP
【AFP=時事】米国のドナルド・トランプ政権は20日、極右活動家殺害事件を受け、フランスにおける「テロリズム」と左翼による暴力行為を非難した。
カンタン・デランクさんは12日に南東部リヨンの大学で行われた極左政党「不屈のフランス」の政治家に対する極右の抗議活動の傍らで少なくとも6人から襲撃され頭部を負傷し、その後死亡した。この事件で逮捕された容疑者のほとんどは、極左運動の関係者だ。
事件を受け、3月の地方選と2027年の大統領選を前に、フランスでは極右と極左の緊張がさらに高まっている。2027年大統領選では、極右政党「国民連合」の候補者が勝利する公算が大きいと見られている。
米国務省のサラ・ロジャース次官(広報外交担当)はX(旧ツイッター)に、デランクさん殺害は「なぜわれわれが政治的暴力、つまりテロリズムをこれほど厳しく扱うのか」を示していると投稿。
「人々を説得するのではなく、意見が違うからといって殺害することを決断した時点で、文明社会から離脱したことになる」「われわれは引き続きこの事件を注視していく」と付け加えた。
国務省のテロ対策局は別途、「暴力的な極左勢力が台頭しており、カンタン・デランクさんの死におけるその役割は、極左勢力が公共の安全に対する脅威となっていることを示している」と投稿した。
これに対しフランスのX公式アカウント@FrenchResponseは、米国の殺人発生率はフランスよりもはるかに高いという統計を共有し、「引き続きこの件を注視していく」と皮肉を込めてロジャース氏に返信した。
【翻訳編集】AFPBB News
