和歌浦小5年生が新商品開発 地元店とコラボ 街を元気に
和歌山市和歌浦西の和歌浦小学校5年生21人が地元のおにぎり屋「こめまる」(同市和歌浦中)の協力を得て、新商品を限定販売している。児童たちは「みんなに食べてもらって和歌浦を元気にしたい」と願いを込める。
授業で米離れの現状を知り、生産者への支援を話し合う中で「お米を食べることが一番の貢献」と行き着いた。ただ、自分たちが食べる量を増やしても効果は薄い。そこで、多くの人に手に取ってもらえる商品を開発して消費量を増やし、さらに地元の店から街を活気づけようと、こめまるにコラボを呼びかけた。

同店は、創業85年の松本米穀店が水曜限定で開いている持ち帰り専門店。担任の今村文俊教諭からアイディアを聞いた店主の松本美香さんは子どもと地域のふれあいに深い意義を感じており、依頼を快諾。協働作業が始まった。
早速「お店とお客さんの輪を深めて広げて結ぶ」を合い言葉にメニューづくりに取りかかった児童たち。和歌浦らしさを表現しようと、具材に名産のシラスやかまぼこ、ジャコを採用。一方で、味噌やチーズ、キムチを使ったインパクト重視の商品も考案した。保護者や教員の感想を聞きながら試作と改良の末、6種類の候補を選定。松本さんは「子どもたちの熱意に感銘を受けた。私も地域のために頑張りたい」と全商品の採用を決めた。
「6日間でどれくらい売れるか楽しみ」と目を輝かせる山下望結さん。北村綾音さんは「食べた人の感想が聞きたい」と笑顔を見せる。今村教諭は「自分たちで考えて行動した経験は、大きな自信になったはず。地域を自らの居場所と感じ、愛着を持つきっかけになれば」と話している。
販売は毎週水曜午前7時半~午後12時半。▽2月18日・25日=和歌浦おにぎり、じゃこ梅▽3月4日・11日=キムカマ、三彩おにぎり▽3月18日・25日=みそ葉焼き、じゃこ高菜。初日は用意した24個が1時間で完売するなど好調。売れ行きの良かった商品は定番にする予定。1個150円。なくなり次第終了。
インスタグラム「@comeyanoonigiri.komemaru」。
(ニュース和歌山/2026年2月21日更新)