ロシアでキュウリ価格が倍に、戦時下のインフレに消費者怒る

 ロシアの食卓で好まれるキュウリの価格が倍以上に急騰し、消費者の怒りを買っている。写真は17日、ロシアのオムスクのスーパーで撮影(2026年 ロイター/Alexey Malgavko)

[モスクワ 17日 ロイター] – ロシアの食卓で好まれるキュウリの価格が倍以上に急騰し、消費者の怒りを買っている。ウクライナとの戦時下で国民の不満を抑え込みたい政治家や当局者は事態の沈静化に必死だ。

公式統計によると、キュウリの価格は昨年12月から2倍に跳ね上がり、1キロ当たり平均300ルーブル(約600円)を超えた。交流サイト(SNS)上には、さらに高い価格で販売されているキュウリの画像があふれる。

キュウリの価格は今やバナナなどの輸入果物を上回る。シベリアの一部スーパーは1人当たりの購入数を制限し、ロシアの大手紙は自宅栽培用の種子を読者に配布した。

生産者側は来月に気温が上がればキュウリの価格が落ち着くとの見方を示している。

ロシアでは年初からの付加価値税(VAT)引き上げを背景に、あらゆる物価が上昇している。国民は景気が減速する中で食材や公共料金、ガソリン代など生活費の高騰を懸念している。

ある女性はSNSに「かつてはあまりに高価だったために卵が『黄金』と呼ばれたが、今はキュウリが『黄金』になっている」と投稿して批判した。

ロシア銀行(中央銀行)は今年のインフレ率が最大5.5%になると見込む。

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