[モスクワ 17日 ロイター] – ロシアのパトルシェフ大統領補佐官は、欧州諸国によるロシア船舶の拿捕を防ぐため、海軍を投入する可能性があるとし、拿捕された場合には欧州側の船舶に対する報復も辞さないと表明した。ロシア紙アルグメンティ・イ・ファクティが17日伝えた。

西側諸国はロシアの石油輸送に関与している疑いのあるタンカーの阻止を試みてきた。1月には米国が、ベネズエラ産原油の輸出を抑制する取り組みの一環として、ロシア船籍の石油タンカーを押収した。プーチン大統領は、こうした行動を海賊行為だと非難している。

パトルシェフ氏は「強硬な反撃を加えなければ、英国、フランス、さらにはバルト諸国までもが増長し、少なくとも大西洋の海域でわが国の海上アクセスを遮断しようとするだろう」と述べた。

「航行の安全を最も確実に保証するのは海軍だと考えている。ロシアから遠く離れた地域を含む主要海域に、西側の海賊行為を抑止できる相当規模の戦力を恒久的に配備する必要がある」と強調した。

さらに主要国の海軍は根本的な技術変革と近代化を進めているとし、米国が明白な「砲艦外交」を行っているとの認識を示した。ロシアの艦船建造計画は2050年までの改定版が間もなく承認のため提出されると述べた。

また、北大西洋条約機構(NATO)がバルト海にあるロシア飛び地カリーニングラードを海上封鎖する計画を持っているとの見方を示した。

「わが国に対するいかなる海上封鎖の試みも国際法の観点から完全に違法だ。欧州連合(EU)当局者が事あるごとに持ち出す『影の艦隊』という概念は、法的根拠のない作り話だ」と主張した。

「欧州は海上封鎖を実行することで、意図的に軍事的エスカレーションのシナリオを追求し、われわれの忍耐の限界を試し、積極的な報復措置を誘発する」と述べた。「この状況の平和的解決が失敗すれば、封鎖は海軍によって打破され排除される」と語った。

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Guy Faulconbridge

As Moscow bureau chief, Guy runs coverage of Russia and the Commonwealth of Independent States. Before Moscow, Guy ran Brexit coverage as London bureau chief (2012-2022). On the night of Brexit, his team delivered one of Reuters historic wins – reporting news of Brexit first to the world and the financial markets. Guy graduated from the London School of Economics and started his career as an intern at Bloomberg. He has spent over 14 years covering the former Soviet Union. He speaks fluent Russian.