有田400年の技を礎に現代の陶芸を創造する作家らによる「有田の匠 有田陶芸協会展」が、18日から佐賀市の佐賀玉屋で始まる。8年ぶりの開催で、有田の陶芸を未来へつなぐ佐賀大と初めての合同展を開く。
作家らは佐賀大有田キャンパスで陶芸を学ぶ学生たちに仕事場を見せ、考え方を語って交流を深めた。同協会の会長で人間国宝(重要無形文化財保持者)の十四代今泉今右衛門さんは「移り変わる時代の中で、若い人との交流は大切。作家も刺激を受けた」と振り返り、「私たちの仕事ぶりや思いを学生がどう受け止め作品に反映させたのか、見るのが楽しみ」と期待を寄せる。
十四代今泉今右衛門さんの「色絵吹墨墨はじき四季花文梟置物」
辻聡彦さんの線刻陶額「脊振朝景」
協会展の開催をPRする十四代今泉今右衛門さん(右)と辻聡彦さん=佐賀新聞社
有田400年の技を礎に現代の陶芸を創造する作家らによる「有田の匠 有田陶芸協会展」が、18日から佐賀市の佐賀玉屋で始まる。8年ぶりの開催で、有田の陶芸を未来へつなぐ佐賀大と初めての合同展を開く。
作家らは佐賀大有田キャンパスで陶芸を学ぶ学生たちに仕事場を見せ、考え方を語って交流を深めた。同協会の会長で人間国宝(重要無形文化財保持者)の十四代今泉今右衛門さんは「移り変わる時代の中で、若い人との交流は大切。作家も刺激を受けた」と振り返り、「私たちの仕事ぶりや思いを学生がどう受け止め作品に反映させたのか、見るのが楽しみ」と期待を寄せる。
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展示では会員28人の作品と、佐賀大の教員・学生の作品併せて800点以上を並べる。事務局長の辻聡彦さんは「会員には自分の個展のように、約30点ずつを出品してもらう。各作家の多彩な表現や冒険も見てもらえるだろう」と語る。
墨はじきやプラチナ彩の技法を駆使した今泉さんの「色絵吹墨墨はじき四季花文梟置物」は、5~6年かけて取り組んだ型物の力作。「“ご当地物”もたくさん並べる」という辻さんは、バルーンに乗って上空から見た佐賀平野を捉えた「脊振朝景」を展示する。
協会は作家同士の学びの場として1981年に発足した。近年は地元小学校での出前授業なども開催していて、今泉さんは「今後はより地域貢献も大事にしていきたい」と力を込める。
出品作家の作品で楽しむコーヒーと酒は1杯300円。18日は佐賀大の田中右紀教授と今泉さん、21日は県立九州陶磁文化館の鈴田由紀夫館長と十五代酒井田柿右衛門さんが、午後2時からギャラリートークを開く。(花木芙美)
▼佐賀市の佐賀玉屋7階催場で23日まで。入場無料、最終日は午後4時まで。
