2026年2月17日 13:16

NHK党の立花孝志党首(2024年)
兵庫県の斎藤元彦知事が元県民局長の私的情報を漏えいした疑惑をめぐり、NHK党の立花孝志党首がおととしの兵庫県知事選中の街頭演説で、当時、百条委員会の委員長だった奥谷謙一県議に対し「情報を隠ぺいしている」などとウソの発言を行い、名誉を傷つけられたとして、奥谷県議が約1100万円の損害賠償を求め提訴した裁判が17日から始まり、第一回口頭弁論に奥谷県議が出席しました。
訴状などによりますと、NHK党の立花孝志党首は2024年11月、県知事選に立候補した際、当時、百条委員会の委員長だった奥谷県議の自宅兼事務所の前で街頭演説を行い「(奥谷県議は)元県民局長の公用パソコンの中にある情報を知っていて、隠ぺいしようとしている」などと発言。奥谷県議は今年1月、「立花氏の誹謗中傷によって社会的評価を大きく低下させられた」として、約1100万円の損害賠償を求め提訴していました。
■奥谷県議「自分自身の名誉回復というだけでなく、選挙という民主主義の根本の汚染だ」
17日午後1時15分に神戸地裁で始まった第一回口頭弁論では、原告の奥谷県議が意見陳述し、「(立花氏の演説は)まったくの虚偽でありデマだった。この裁判は私自身の名誉回復の機会というだけでなく、知事選での有権者の投票行動にも影響した可能性がある。もし立花氏のデマによって、有権者の判断の前提が汚染されたとすればそれは民主主義の破壊であり、言論の自由は悪質なデマまで容認されるわけではないということをこの裁判で明らかにしたい」などと述べたということです。
きょうの法廷に立花氏の姿はありませんでした。
奥谷県議は、別の名誉毀損や脅迫などの疑いでも立花党首を刑事告発していましたが、神戸地検は嫌疑不十分で「不起訴処分」としていて、奥谷県議は決定を不服として、検察審査会に審査の申し立てを行っています。
立花党首をめぐっては、奥谷県議とともに百条委員会の委員を務めていた竹内英明元県議に対しても、街頭演説で「警察の取り調べを受けている」などと発言し、竹内元県議が亡くなったあとも、「明日逮捕される予定だった」とSNSで発信しデマを拡散したとして名誉棄損の罪で起訴されているほか、街頭演説での発言で名誉を傷つけられたとして、丸尾牧県議が1100万円の損害賠償を求めた訴訟では、1月28日、神戸地裁尼崎支部が立花氏の名誉毀損を認め、330万円の支払いを命じています。なお、関係者によると、立花氏側は控訴したということです。
最終更新日:2026年2月17日 16:33
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