
写真はロシアのナホトカ港近くの原油タンカー。2022年12月に撮影。REUTERS/Tatiana Meel
[ブダペスト 16日 ロイター] – ハンガリーとスロバキアは、ウクライナがロシア産石油の輸送を阻止しているとして、クロアチアにアドリア海のパイプライン経由で同石油を輸送するよう支援を求めた。ハンガリーのシーヤールトー外務貿易相が16日、Xへの投稿で明らかにした。
ウクライナ外務省は先週、1月27日から東欧へのロシア産原油輸送が止まっているのは、ウクライナのパイプラインをロシアが攻撃したためだと説明。ハンガリーが同盟国ロシアによるウクライナのパイプラインへの攻撃に言及していないことを批判した。
これを受けてハンガリーは、ウクライナがパイプラインの電源を切ったと反論。スロバキアのフィツォ首相は15日、ウクライナがパイプライン再開を遅らせていると非難した。
シーヤールトー氏はXで、ハンガリーは制裁の免除措置により、ロシア産石油のパイプライン輸送に支障が生じた場合には海を経由して輸入できると主張。「クロアチアはウクライナと違い、政治的理由でハンガリーとスロバキアの石油供給保障を危険にさらすことはないと期待している」と述べ、輸送を求めた。
クロアチアのシュシュニャル経済相は「この深刻な混乱を解決する用意がある」と述べ、支援を表明した。
一方、ハンガリーのエネルギー企業MOLは政府と連絡を取り、戦略的石油備蓄の放出に着手した。
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