ヤクルトの松元ユウイチヘッドコーチがWBCブラジル代表を率いる

 いよいよ3月にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開幕する。日本代表「侍ジャパン」の戦いが楽しみなのはもちろんのことだが、ほかにも注目チームは多い。ヤクルトのヘッドコーチを務める松元ユウイチ氏はブラジル代表の監督として、初戦にいきなり米国代表との戦いに挑む。

 スター選手が揃い、1次ラウンドのプールBの中でも実力はひとつ抜けている米国。松元監督も「ドリームチームでしょう」と称する。「こちらはもう攻めるしかないので。簡単には点は取れないから、どうやって出塁して、どうやって選手たちを動かすか。動かしますよ、そこは」と“予告”した。

「うちは失うものはないというか。向こうが勝つのは当たり前と見られている」と下馬評が“不利”なのは当然だろう。しかし松元監督は勝敗以外にも、選手個人の将来にも思いを馳せる。「そこで活躍すれば、契約とかもあるだろうし。選手たちもそういう気持ちで立ち向かってくれると思う」と期待した。

 米国代表は、1番から9番まで最強の打者たちが並ぶことが予想される。その中でも名前を挙げたのはアーロン・ジャッジ外野手。「全員ですけど、一番マークすることになるでしょうね。攻めた結果、本塁打を打たれたら仕方ない。そういうミーティングはします」と話した。

 17日からブラジルで代表練習を開始し、米国に渡ってアスレチックス、レンジャーズと練習試合を行い、本戦に挑むことになる。「できるだけ向こうの練習とかも見て、こっち(ヤクルト)に多くのものを持ち帰ってこられるように、そういう意味でも貴重な経験をさせていただくと思っています」と松元監督。ブラジル代表の戦いにも注目だ。

(町田利衣 / Rie Machida)