赤ちゃんに木製玩具を ウッドスタート宣言 金沢市が調印

ウッドスタート宣言に調印する村山卓市長(左)と多田千尋さん(右)=金沢市役所で

 幼少期から木に親しみ森林を大切にする心を育んでもらおうと、金沢市は赤ちゃんに木のおもちゃを贈る事業「ウッドスタート」を2026年度から始める。14日には市役所でウッドスタート宣言の調印式と、おもちゃの公開があった。(細見春萌)

 ウッドスタートは、東京おもちゃ美術館(東京都新宿区)を運営するNPO法人「芸術と遊び創造協会」が全国の自治体と共に進める活動。金沢市は67カ所目となり、県内では初めて。

 新生児の誕生祝い品として贈るのは、金沢の伝統色「加賀五彩」を採用した花びら形の玩具で、名前は「にじいろうめ」。振るとカタカタと音が鳴り、こまのように回転させて遊ぶこともできる。市内の業者が地元産木材で製造する。

 調印した村山卓市長は「金沢市は面積の6割が森林。今日の宣言でさらに森林が身近なものになる」と期待した。同法人の多田千尋理事長は「金沢は参加自治体の中で新生児数が最多。今後も木育の人材養成など支援したい」と語った。

 市は今年10月、旧浅川小学校跡地に「森と市民をつなぐ拠点施設(仮称)」を開館予定。おもちゃ贈呈も開館に合わせ、10月以降に希望者を対象に贈る。