中国、カナダとの協力深化に意欲 外相会談で

1月15日、北京の人民大会堂で握手する中国の王毅外相(右)とカナダのアナンド外相。REUTERS/Carlos Osorio

[北京 15日 ロイター] – 中国の王毅外相は15日、カナダのアナンド外相と北京で会談し、中国は「干渉」を排除しつつ、カナダとの協力を深めたいと伝えた。

カナダのカーニー首相は北京に到着し、カナダの首脳として約10年ぶりとなる4日間の公式訪問を開始した。15日中に李強首相と、16日には習近平国家主席と会談する予定。

カナダ首相府によると、王氏は「中国はカナダとのコミュニケーションを強化し、相互信頼を育み、干渉を排除し、協力を深める用意がある」と表明。

そうすることで、二国間関係を安定的で実質的かつ強固なものに維持できると述べた。

これに対し、アナンド氏は「両国国民の利益のため、短期的、長期的に共に前進し続けることを確実にする」と応じた。

アナンド氏は今週、カーニー首相率いる代表団の一員として中国を訪問している。

カナダでは2024年にトルドー前政権が、中国製電気自動車(EV)に関税を課した。中国側は昨年3月、報復措置としてカノーラ油など約26億ドル相当のカナダ産の農産物や食品に関税を導入。14日に発表された税関データによると、25年の中国のカナダ製品輸入は10.4%減少した。

中国との再接触の背景には、輸出先の多角化を図る狙いもある。米国のトランプ大統領は昨年、カナダに関税を課したほか、カナダが米国の「51番目の州」になり得ると示唆した。

北京に拠点を構えるカナダ企業で、衣料品会社アークテリクスとルルレモンの中国進出を手掛けた「WPIC Marketing + Technologies」のジェイコブ・クック最高経営責任者(CEO)はロイターに対し「カーニー氏はビジネス経験が豊富で何度も中国を訪れている。ビジネス界から見れば、われわれは非常に楽観的だ」と語った。

カーニー氏は14日に北京に到着して以降、EV電池大手の寧徳時代新能源科技(CATL)(300750.SZ), opens new tabや中国石油天然ガス集団(CNPC)(CNPET.UL)といった中国企業グループの幹部らとの面会を重ねている。

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