米国株式市場=続落、ナスダック主導 ハイテク株や銀行株が安い

米ニューヨーク証券取引所(NYSE)外で2025年4月撮影。REUTERS/Brendan McDermid/File Photo

[14日 ロイター] – 米国株式市場は続落して取引を終えた。ディフェンシブセクターに資金が移動し、テクノロジー株が下落。ナスダック総合(.IXIC), opens new tabが主要3指数の下げを主導した。このところ売られていた銀行株も、まちまちの決算を受けて下げ幅を拡大した。銀行大手ウェルズ・ファーゴ(WFC.N), opens new tabは第4・四半期の利益が市場予想を下回り、株価が4.6%下落。四半期利益が予想を上回ったシティグループ(C.N), opens new tabとバンク・オブ・アメリカ(BofA)(BAC.N), opens new tabも売られ、S&P500の銀行株指数(.SPXBK), opens new tabは下落した。

銀行を含む金融セクターは昨年大きく上昇したが、トランプ大統領が提案したクレジットカード金利の上限を巡る懸念から今週に入り下落している。

金融大手JPモルガン・チェース(JPM.N), opens new tabのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)とジェレミー・バーナム最高財務責任者(CFO)は13日、トランプ氏の提案について、消費者に深刻な打撃を与え、金融セクターの利益を損なうと警告した。

ジョーンズトレーディングのチーフ市場ストラテジスト、マイケル・オルーク氏は銀行株について、「好調な上昇が続いた後、まずまずの業績を受けて利益確定と値固めが見られている」と指摘。「総じて言えば、このセクターに対する市場の見方は依然として楽観的だ」と述べた。

さらに、クレジットカード金利の上限設定案は実現しない可能性があるが、「銀行幹部の誰もそれを否定できなかった」と語った。ハイテクセクターについては、投資家が割高な大型株からバリュー株やよりディフェンシブな銘柄にシフトしようとしているという。

S&P500の主要11セクターでは金融(.SPSY), opens new tabや情報技術(.SPLRCT), opens new tabが下落。主要消費財(.SPLRCS), opens new tabなどディフェンシブセクターは上昇した。工業(.SPLRCI), opens new tabは終値で最高値を更新。今年に入ってS&P500を大幅にアウトパフォームしている小型株のラッセル2000指数(.RUT), opens new tabも終値で最高値を付けた。エネルギー株も原油価格高を背景に上昇した。中国当局が国内企業に対し、国家安全保障上の懸念から、米国とイスラエルのおよそ12の企業が生産したサイバーセキュリティーソフトウエアの使用を停止するよう指示したというロイターの報道を受け、ブロードコム(AVGO.O), opens new tabとフォーティネット(FTNT.O), opens new tabの株価は下落した。

米取引所の合算出来高は225億4000万株。直近20営業日の平均は166億9000万株。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.85対1の比率で上回った。ナスダックでも1.35対1で値上がり銘柄が多かった。

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