
今帰仁村沖の浅瀬に迷い込んだマッコウクジラ(沖縄美ら島財団提供)
【今帰仁】今帰仁村の運天港近くの浅瀬に8日朝、マッコウクジラ1頭が迷い込んでいるのが見つかった。連絡を受けた沖縄美ら島財団の調査船が約2時間かけ誘導、無事沖合に戻った。
午前9時半ごろ、第11管区海上保安本部を通じて財団に「運天港近く、フェリー航路付近にクジラが迷い込んでいる」との連絡があった。財団の専門家3人が調査船で正午ごろ現場に着き、体長8~9メートルのマッコウクジラ1頭が港から古宇利大橋付近にかけての浅瀬を周回している姿を確認した。体長から大人のメスか若いオスとみられる。
屋我地島方面のさらに狭い水路に迷い込む恐れがあったため進路を調査船でふさぐ形で沖合に誘導。午後2時半過ぎに深さ約40メートルの海域で姿を消した。無事外海に脱出したとみられる。
マッコウクジラは通常500~千メートルの深海に生息する。財団の小林希実さんは浅瀬に迷い込んだ理由について「体調不良か、経験のない浅い海で自分の位置を見失った可能性がある」という。2023年には大阪・淀川の河口に迷い込んだマッコウクジラが死んだ例もあり、小林さんは「助けられて良かった」と安堵(あんど)した様子だった。(北部報道部・前田高敬)
