トップニュースへずまりゅう氏「SNSで行政動かした」 栃木県立高暴行動画で知事が「絶句」会見、高知東生氏は知事発言に異議
栃木県立高の暴行動画拡散を受け、へずまりゅう市議の現地介入により知事が「絶句」会見を開く異例の展開となる一方、俳優の高知東生氏は知事の「弱い者いじめ」発言に異議を唱えた。(写真/原田氏の公式SNS提供)
栃木県内の県立高校で撮影された「トイレいじめ暴行動画」がSNS上で拡散し、波紋を広げている。この問題で、奈良市議会議員のへずまりゅう氏(本名・原田将大)が現地入りして抗議を行った直後、栃木県の福田富一知事が6日の会見で「絶句した」と怒りを露わにする異例の展開となった。一方で、知事の発言に対して俳優の高知東生氏が疑問を呈するなど、議論は多方面に拡大している。
自称「迷惑系」YouTuberの原田将大氏。(写真/原田氏の公式SNS提供)
問題となっている動画は9秒間のもので、数日前からSNS上で拡散された。校内のトイレとみられる場所で、一人の男子生徒が無抵抗の状態で顔面を2度拳で殴られ、さらに後頭部への蹴りを浴びせられている。周囲には複数の生徒がその様子を見て笑い声を上げていた。ネット上では現場が栃木県立真岡北陵高等学校であるとの情報が広まり、県警はすでに暴行容疑で捜査を開始。動画に映っていた加害側とみられる生徒らから事情を聴くなどしている。
自称「迷惑系」YouTuberの原田将大氏、かつて奈良公園のシカをめぐり中国人観光客とトラブルになったことで知られ、現在は奈良市議会議員に当選した原田将大氏。(写真/原田氏の公式SNS提供)
この事態を受け、元迷惑系YouTuberで現在は奈良市議を務めるへずま氏は5日に栃木県へ急行し、当該高校前での抗議活動や関係各所への申し入れを行った。同氏は自身の高校時代にいじめを受けた経験を明かし、「手が震えて止まらなくなった」と憤りを示していた。その後、県側が対応に動いたことを受け、へずま氏は6日夜に自身のX(旧ツイッター)で「朗報」と報告。「普通はこんな早く動きません。今回はSNSの力で行政をも動かしたのだと思います」と述べ、ネット世論と直接行動が行政トップの迅速な判断を引き出したとの見解を強調した。
自称「迷惑系」YouTuberの原田将大、かつて奈良公園のシカをめぐり中国人観光客とトラブルになったことで知られ,現在は奈良市議会議員に当選した原田将大氏。(写真/原田氏の公式SNS提供)
福田知事は6日の定例記者会見で本件に言及し、動画を見た感想として「絶句した。『卑怯(ひきょう)者、弱い者いじめはやめろ』とまず思った」と述べ、加害行為を強く非難した。さらに、県教委や学校には抗議の電話が殺到している現状を踏まえ、中村千浩県教育長に対し、把握している事実関係について7日までに記者発表するよう指示したことを明らかにした。
しかし、この知事の発言に対し、俳優の高知東生氏が7日までにXで反応し、議論は新たな局面を見せている。高知氏は知事の「弱い者いじめ」という表現に着目し、「暴力を振るわれた人は『弱い者』なのか? 腕力がある奴が強くて、暴力を振るわない方が弱いのか?」と疑問を投げかけた。「暴行事件はある意味交通事故のようなもので、被害者は巻き込まれただけ」と持論を展開し、被害者を「弱者」と定型化する行政の認識に違和感を示した。インフルエンサー議員の介入から始まった騒動は、行政の対応スピードや暴力に対する社会の認識を問い直す事態となっている。
編集:小田菜々香
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