景気の回復基調は続くと言われる中、県内の各業界は新年をどんな思いで迎えたのでしょうか?また、私たちの生活に直結する「今年の賃上げ」についてどう考えているのか?中小企業のトップに聞きました。

 鹿児島市で開かれた県中小企業団体中央会の年始会。県選出の国会議員や塩田知事、県内の中小企業のトップなどが集まりました。

 景気の回復基調が続くとの見方が広がる中、気になるのが生活に直結する「賃上げ」です。業界のトップに聞きました。

(鹿児島県酒造組合・ 濵田雄一郎会長)
「(今年の賃上げについてはどう考えていますか?)何としてもデフレ経済から脱却して適切なインフレを実現する。ベースになるのが賃上げ。厳しい苦しい所だが何とか努力して実現すべきだと考えています」

年末で暫定税率が廃止されたガソリン。燃料費高騰の影響を大きく受けてきた運送業界は…

(鹿児島県トラック協会・ 鳥部敏雄会長)
「確かに、暫定税率の廃止は業界にとっては助かる話。しかし、残念ながら元々が高くなり過ぎていたので暫定税率が廃止されても軽油が安くなったという実感はないんですね」

そんな中、賃上げには前向きです。

(鹿児島県トラック協会・鳥部敏雄会長)
「賃上げはやっていく必要があるし、やらないと人がついてきません。暫定税率の撤廃による燃料費が下がった部分は、ほとんど人件費の方に回っていく。人材の確保をやっていく必要があると思っている」

賃上げについてはどの業界も前向きに考えているようです。

(南九州畜産食品協同組合・永田稔麿理事兼事務局長)
「最低賃金が1026円になりましたが、その中で会社の従業員も外国人の従業員の方も働いて頑張っているところですね。」
「(近い将来、この春の賃上げ、ベアも実現したい。そんな思いですか?)そうなった方が、従業員のみなさんも喜ぶのかなと思う」

 人手不足の解消で鍵を握る外国人の技能実習生。実習生の管理団体は、農林水産業だけでなく活躍の場はさらに広がると指摘します。

(鹿児島県みらい協同組合・土岩久和理事長)
「広がっています。広がっています。前は、外食産業はダメだったが、ホテルや宿泊関係もいけるようになったし。さらに運送業、運転手も今後できるようになると思うんですよ」

県内の企業が賃上げをする上で何がポイントになるのか?日銀の支店長に聞きました。

(日本銀行・矢野正康支店長)
「これまで、鹿児島はいいものを安くという風習が強く根付いている土地かなという印象を持っていたが、発想を転換して自分たちが作るいいものを自信を持って、それに見合ったプライスで提供していく。そういう姿勢が大事だと思う」