京都市営地下鉄烏丸線で来月9日に導入予定の新型車両が、伏見区の竹田車両基地で関係者に公開された。最新車両には京人形のパーツや金属の工芸品などがあしらわれた。老朽化で進めてきた更新は、この車両で完了した。

京人形など京都の伝統工芸をあしらった新車両を見学する関係者たち(伏見区で)京人形など京都の伝統工芸をあしらった新車両を見学する関係者たち(伏見区で)

 烏丸線では現行の20編成のうち、1981年の開業当初から走る9編成を順次更新していた。共通して伝統工芸品をデザインに組み込み、利便性に配慮しようと車いす利用者やベビーカーを押す人が使える「おもいやりエリア」を2か所設置している。

 伝統工芸品は、編成の両端の車両に置かれ、京人形は、説明のパネルや実物のパーツを紹介。金属工芸では、若手職人6人が「金属で遊ぶ」をテーマに作品を制作。仏具・おりんの製造過程ごとの状態を用いてアート作品のように紹介したり、
象嵌(ぞうがん)
でICカードを表現したりと、遊び心あふれる作品が展示されている。

 今月18日に公開され、市交通局の北村信幸局長は「無事、最後の更新を迎えることができた。市民、観光客と多くの方に京都の伝統工芸を見ていただきたい」と語った。

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