[東京 19日 ロイター] – 富山県南砺市は、受電能力3.1ギガワットのデータセンター集積地を立ち上げる計画を進めている。ロイターが文書を確認した。国内3番目の集積地で、最大規模となる。

南砺市は、民間開発業者であるGigaStream 富⼭とともに計画を進めており、19日に発表する予定だという。

生成AI(人工知能)などの普及に伴い、データセンターの需要は急増しているが、国内のデータセンターは約85%が東京圏と大阪圏にあり、「第3のデータセンター集積地」の必要性が指摘されていた。政府も地域分散がボトルネックを緩和するために重要だとしている。

計画によると、「南砺キャンパス」の第1フェーズは約400メガワットの受電量に対応でき、これまで発表された日本のデータセンターの中でも最大規模のひとつとなり、アマゾン(AMZN.O), opens new tab、マイクロソフト(MSFT.O), opens new tab、グーグル(GOOGL.O), opens new tabなどの大規模事業者へのサービス提供が可能となる。文書によれば、この施設は2028年末までのサービス開始準備を予定している。

調査会社IDC Japanによると、日本のデータセンター市場は2028年までの5年間でほぼ倍増し、5兆円以上に達すると予測されている。政府は、対日直接投資残高を2024年の53.3兆円から30年までに120兆円に増やす方針を掲げているが、このセクターが目標達成に寄与することを期待している。

datacenter

南砺市は東京と大阪の双方から約250キロメートルの距離にあり、低リスク地域と見なされている。気象庁によれば、富山県は大規模地震の少ない県のひとつとされる。

西日本は電力が比較的に豊富で一般的に安価となっている。富山を含む西日本は北陸電力(9505.T), opens new tab、関西電力(9503.T), opens new tab、電源開発(9513.T), opens new tabなどの電力会社やその他の小規模事業者によって電力が供給されている。例えば、北陸電力は最大出力の半分以下の電力を販売している。

文書によれば、日本の不動産投資市場で25年の経験を持つダニエル・コックス氏が率いるGigaStream 富⼭は、来月ホノルルで開催されるパシフィック・テレコミュニケーションズ・カウンシル(PTC)で南砺キャンパスのプロモーションを開始、世界への誘致活動を実施する予定としている。

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