[東京 17日 ロイター] – きょうの東京株式市場で日経平均株価は、買いが先行すると想定されている。米国市場で雇用統計の発表を経てハイテク株比率の高いナスダック総合が小幅上昇しており、日経平均は前日安からの自律反発が見込まれる。一方、週内には米消費者物価指数(CPI)や日銀の金融政策決定会合といったイベントを控えており、買い一巡後の積極的な上値追いは限定的とみられる。

日経平均の予想レンジは4万9300円─4万9800円。

日経平均は前日に800円近く下落しており、反動による買い戻しが先行するとみられる。米国で発表された雇用統計は早期利下げ期待を高めなかったが米株には底堅さがみられ、日本株は「前日に売られ過ぎた面もあり、買い戻しが先行しそうだ。まずは4万9500円を固める動きだろう」(東洋証券の大塚竜太ストラテジスト)との見方が聞かれる。

一方、週後半にかけて11月米消費者物価指数(18日)、日銀金融政策決定会合の結果発表と総裁会見(19日)などのイベントを控えており、手掛けにくさも意識される。市場では「積極的に上値を追う動きも限られるのではないか」(大塚氏)との声がある。

きょうは国内で11月貿易統計、10月機械受注などの発表がある。米国では複数の米連邦準備理事会(FRB)高官による発言機会がある。

米国株式市場では、主要3指数はまちまちとなった。ヘルスケア関連やエネルギー株への売りが重しとなった。ナスダックがプラスで終えた一方、S&P総合500種とダウ工業株30種はマイナスだった。フィラデルフィア半導体指数(SOX)はさえなかった。

米労働省が発表した雇用統計によると、非農業部門雇用者数は10月に政府支出削減の影響で減少した後、11月は6万4000人増加した。一方、11月の失業率は労働市場の弱含みで4.6%と、4年超ぶりの高水準となった。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab