台湾安全保障に「妥協の余地ない」、頼総統が予備役視察

台湾の頼清徳総統。2025年12月2日、台湾宜蘭市で撮影。ロイター/Ann Wang

[宜蘭(台湾) 2日 ロイター] – 台湾の頼清徳総統は2日、陸軍予備役に対し、台湾の安全保障に妥協の余地はなく、自由と民主主義はイデオロギー論争と無関係の基本的価値観だと述べた。

頼氏は先週、中国の脅威の高まりに備え、防衛強化のために国防予算を400億米ドル増額すると発表した。

同氏は北東部宜蘭県で予備役に対し、中国の威圧や嫌がらせに直面する中、防衛費を拡大し、最悪の事態に備えなければならないと強調。

「国家安全保障に妥協の余地は全くない。国家主権と、自由と民主主義という中核的価値観はわが国の基盤そのものだ」とし、「これはイデオロギー論争ではなく、全ての台湾人民の共通の立場だ」と述べた。

真の平和を得るためには力に頼らなければならないとの見方も示した。「平和は和平協定という紙切れだけで達成できるものではなく、侵略者の要求に屈することで達成できるものでも決してない」とし、「和解に取り組む際でも、国家の利益全体を守るためには強い力という後ろ盾が不可欠だ。十分な力がなければ、いわゆる和解は最終的に屈服になり下がる」と述べた。

頼氏は予備役が訓練でドローン(無人機)を飛ばしたり、手りゅう弾を投げたりするのを視察した。

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